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【アニクラ】 エロゲ系DJイベントのススメ

2014年05月29日 23:00

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LumiLiaは2014年の目標に掲げたとおり、2月からアニクラへの参加を始めた。
…厳密にはアニクラ=アニソン系クラブイベントであり、私がこれまで参加したのは全てエロゲオンリー系なのでゲークラ、DJイベント、というのがが正しい。
私的に感じたクラブの傾向や、個別のイベントタイトルの感想を述べてみたい。
■エロゲ系DJイベントのセオリー
まずアニクラに対する知識がほぼゼロの段階から、エロゲ系DJイベに参加して感じたセオリー(多くで見られる傾向)は以下である。

・楽曲は原則、原曲が使われる
・デモムービー等で聞ける1コーラス構成で楽曲が繋がれていく。時折フル版がかかる
・スクリーンや液晶ディスプレイには楽曲に合わせた作品のムービーが流れる(時折ライブ映像や工夫が効いた映像も)
・楽曲はDJが、映像はVJがそれぞれ独立して担当している
・開催時間は6時間程度で、時間区切りでDJが入れ替わっていく
・DJやVJがミスったらテキーラ
・曲が刺さったら、高まる
・男性率9割5分超
・アンセム(鉄板・有名曲)は大体盛り上がる
・エロゲ系はほぼリウムを持たない
・オタ芸も多く、ネタ性のある芸はなお好まれる

DJイベとライブの最大の違いは、高まりの対象がアーティストだけではなく、作品やキャラクターに対する要素が強いことだろう。これはライブにおける演者という主役がいない点に起因するものだと考えている。
まずDJイベに参加する意義は、曲を知ることが出来る点だろう。定番としてかけられる曲は大体どのイベでも共通しているが、幅は広いので知らない曲にも多く触れ合えるはずだ。
DJイベ参加以降、妹ぱら2等、曲から作品を購入してみたものもあれば、「マリンブルーに沿って」等、今まで触らなかった萌えゲージャンルの曲、作品に触れるようになった。ぎゃおぎゃお。

また、LumiLiaは当初、知らない曲に触れるためにDJイベへの参加を始めたが、高まりにいくことも一つの目的となった。
静かに酒を嗜みながら聴くもよし、身体を激しく動かすもよし、楽しみ方のスタイルは人それぞれだが、DJイベントでみられる高まり方は多様で、激しさがある。
奇声を始めとして小刻みに震える、服を脱ぐ、反復横とび、枕カバーを敷いてその上に倒れこむ、パッケージを手にオタ芸…といったのも高まりの一例だ。また、作品に関連した芸も多彩で好まれ易い。一例ではせんすいぶ脱衣芸(※1,せんすいぶ)、ジョスト芸(※2,ワルロマ)、人間グライダー(※3,ころげて)、ベランダ一人タバコ芸(パルフェ)、等。

※1…参考。とある方によって極められた脱衣芸。今やこの曲が流れるとみんな大体彼を探す。そのペースで大丈夫かと毎回ハラハラするが、最高のタイミングでサンスネに突入する様が完成の域。
※2…参考。ワルロマに登場する一騎打ち競技、ジョストの再現。槍がUOになることもある。
※3…参考。アニクラで完成したグライダーはFRP製ではなかった。

アニクラとライブの高まり方は種が異なるものと考えている。
ライブでの高まりとは、歌手の声を生で聞き、その音を浸透させながら、アーティストと共に空間を作り上げる感覚そのものに対して得るものだと思っている。
一方、アニクラでの高まりは、究極的に自分の中から生まれるものであると思っている。
アニクラという場は極端を言えば、目の前にあるのは映像と音源だけである。だが、我々が音楽に対して抱く思いはアーティストだけに向けられたものではない。曲そのもの、作品、作品のキャラクター、そして作品に関連した自らの思い出、様々だ。DJイベントで曲に遭遇した時、音楽や映像を通じて自分がその曲に持っている思い入れが、ありのまま表出する。これがアニクラでの高まりであり、いわば究極までに自己完結した空間と認識している。
聞く機会が少なくなってしまった古い曲も多い。そういう曲にクラブで遭遇したとき、どういう行動を取るのか?頭を抱える、愛を叫ぶ、打つ…大音量に身を委ねる中で表出する剥き出しの感情は、作品を見つめ直す良いきっかけになるのだ。
ライブでは明確に演者という主役がいる。だが、アニクラでは、DJだけではない、観客も含めて、全員が同じ目線であることも醍醐味だと思う。故に、全員で一様に盛り上がった際の感覚はまた一つ抜けているのだ。
アニクラを通じて、私はライブでの高まり方も少し変わった。リウムを持たずとも自らの高まりを最大値に持っていけるようになった点は大きいと感じている。


■エロゲ系DJイベントの雰囲気
主にtwiplaやtweetviteで告知されるので、詳細を呼んでイベントコンセプトを把握し、気軽に参加してみよう。キャパシティや機材環境も会場によってそれぞれ。
各イベントには色がある。それはオーガナイザー(主催)の決めたイベントのマクロ的なコンセプトであったり、各DJが繋げる選曲の方向性といったミクロ要素が傾向付けるものだ。もちろん、参加者も勢いやノリの方向性を大きく決める要素だ。
エロゲ系DJイベントは全国各地で開催され、それぞれ有名イベントタイトルが存在するが、傾向として、イベント数は関東圏が多く、地方系は1回毎が大型、またゲストが呼ばれ易い傾向があるように思う。私はまだ関東圏のイベから出たことが無いが、カラーにもかなり差があるようだ。
エロゲ系のDJイベは、アニクラの歴史と比べると、最近発展した文化であるが、その分当初から参加している人も多い。
イベントによっては身内臭を感じるものもあるが、とにかく高まる曲が来れば高まって、楽しみを見つけていくと良いだろう。交流していくことも良い。知らない曲でも良いと思ったのがあれば、積極的にタイトルを覚え、触れ合っていけば良いと思う。

楽しみ方は人それぞれだ。後ろで座席に腰掛けて酒を飲みながら音楽の波に浸るのも良い。高まるのも良い。まず初めてイベに来たなら、自分に合うスタイルを模索することをオススメしたい。
DJイベントのノリは向き不向きは分かれると思うが、普段からエロゲのOPムービーを視聴して、ニヤニヤ出来る人はかなり向いているんじゃないかと思う(経験談)。
また、服装はライブと同様、身軽の方がよい。大抵ホール内は熱気で暑い(当然会場キャパシティ対人数比率が高いほど熱気が上がる)。自らの推しアーや作品のTシャツを着るのが鉄板。会場には抱き枕を被ったりしている人もいるので恥ずかしがる空間とかではない。
DJの選曲は時々により特集が組まれたり、個人個人の思いをもって選曲されたものが多く、個性や一工夫が感じられるはずだ。イベントに通う中でDJの特徴が掴め、自分にとって刺さりやすい人が見つかると思う。

静かなDJイベは見たことが無い(意図的にお通夜に持っていくエグいのは別として)。ある意味DJイベは「知っている曲で高まって暴れる場」「知らない曲でも高まっている人に乗じて暴れる場」である。クールなディスコスタイルを想像してはいけない。
大体何か曲がかかると刺さった人が「ギャアアアアアアアアアア」と叫びながらスクリーンかDJの前に突進していく光景が常だ。古い曲は刺さりにくいし、あまりにアンセム過ぎるとステージ前から人が消えるという現象もままある。
古めの曲は刺さる人が少ないが、それでも共に前に出た人と「わかるわー」と、話を交えるのも楽しいものだ。それに、反応を見ると曲が好きなのか、作品が好きなのかわかる。

DJイベに存在する固有の要素とはなにか?それは群集心理による高まりと、曲が繋げられていく中で、次に何が来るかわからない感覚、そして知らない曲に出会える可能性だ。
私がアニクラで静かに曲を聴かず、高まる方向にシフトしたのは、何も静かに良い音で音楽を聞くだけならば自宅のオーディオシステムで聞けば良いと思ったからだ。
クラブでわざわざ楽曲を聴くのは、人が集まるからこそ生まれる群集心理や、作品を通じて生まれる人との交流、そして交流から得られる何かが、付加価値と認識できるからだ。DJイベを受け入れられるかどうかの一つの基準は、これらに価値を見出せるかどうかだと思っている。

私は楽しみ方の定位置を見つけるのに、そこそこ時間はかかったように思うし、まだまだ楽しみ方が表面的であるなと感じる点が多く有る。イベントに行くからには最大限効用を得ることを心情とする中で、今は好きな曲は高まる、知らない曲で気に入ったものはムービーから作品名をメモってその後検索、内容も気になれば購入に走る…といった流れに落ち着いている。
知らない曲も高まった方が良いという意見を見るが、これは概ね同意できる。なぜなら、振るからこそリズムが覚えやすく(身体で覚える)、サビを耳に入れながら、曲が好みかどうかが判別できるからだ。にわかと敬遠されそうでもあるが、その曲や作品に感応して突撃してきている人は切れ目の振りで絶対的な差が出るので大丈夫。そもそも反応する人はイントロドンから速度が違うから。

ざっと私が感じたDJイベに参加する意義や面白さを述べてみた。DJイベ、特にアニクラはカラオケ等と同じように娯楽のツールとして、広がりを見せているように感じる。最近は、ライブにおいても、観客層から感じるアニクラの影響が強くなってきている。エロゲ系イベはやはり数年前と比べると拡大しており、独特の"らしさ"を持っているように思う。
興味を持ったら一度参加してみると良いのではなかろうか。



以下、エロゲ系DJイベント個別タイトル毎の感想。多くのイベントでは、実際に肌で感じなければ判らない…という点も山ほどあるが、主観的な目線で書いてみた。

Restricted! [R-18] (3本目 - 2014/2/1 - 新大久保unique Laboratory)

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通称リスリク。ロゴがクールでVで頻繁に出てくるが初めコンポジのクロスカラーに見えたのは内緒。前方は常連勢が多く、オタ芸も比較的激しく打たれ、雰囲気はそこそこ激しめ、アンセム中心に燃えるイベントだった。高まる曲では半裸になるといった行為が平常運転の如く行われ、初参加にしてエロゲ系イベのカルチャーを知ると共に、地下芸を学ぶ必要性を感じた。
思い返せば、デイタイムイベントであるにも関わらず、年齢確認の徹底故に、シャンパンが開けられたりとオールナイトのようなノリで楽しかった。つまり雰囲気が良いのだ。

DJ陣は技量が光る方や、若さ、カオスさで勝負する等多様性があって、参加後時間が経つにつれて良いイベントだったと感じることとなった。
この回はNavel 10周年を祝ってのリスペクトが感じられる選曲が要所で組まれていた。
私的には初にしてRedやフォルトゥーナが拾えたのは嬉しかったし、Endless Sorrowとか未だにこの時しか拾ってない。カラオケVも多いので大合唱も余裕であった。
あと、会場のunique laboratory新大久保の環境の良さが半端ない。移転したばかりで、広く、音響も良い。特に低音の響きが凄まじかった。


Tokyo ERG Summit (Vol.14 - 2014/2/15 - 渋谷DESEO)
TES娘ちゃんかわいい!

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TESは会場も広く、メインフロアでかけられるアンセム感等からも、エロゲオンリー系でもライトに楽しめるイベントだと思った。特徴はゲストボーカリストを招いてのライブパートがあること、またカバーライブが用意されている点だ。緩急が付き、飽きが来にくい構成となっている。エロゲ系はリウムを持たずに高まることが特色だが、TESは比較的ライブノリでも楽しめると思った。(なお公式ではパーティーフォトも公開されているので雰囲気を掴みたければ参照
観客層は、Vol.14に限れば比較的まったりで、ライブパートが存在していることにも起因しているのだろうが、リウム派生の腕の振り方をする人がそれなりに多く、腰にキンブレを挿した人も見受けられた。全体的に優しい。
一人印象に残ったDJを上げるなら名古屋からゲストで来た華焔氏であろう。この日はゆいにゃんマニアックライブがあり、そのままTESに繋いだのだが、氏の服装は安定のマニアックライブTシャツ。かける曲はほぼオールゆいにゃんで、ご本人の高まりと振りが完璧すぎて参加者がワールドに引き込まれる始末。最後にはムービー付きでゆいにゃん担当新作の宣伝をして締めというインパクトあるプレーだった。
メインフロアとラウンジフロアの2フロア構成でそれぞれ楽曲が流されており、ラウンジではよりマニアックな曲が流される傾向がある。
スクリーンは2面使用され、会場が広く、大口径のスピーカーが片chで複数詰まれ、43cmサブウーファーにより低音の量もばっちり、音響も良い。
TESを通じて、アニクラは浴びるように酒を飲む方が高まれることを実感したのであった。3,500円で飲み放題なのでコスパが良いと思った。
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…ちなみにVol.14はALcot特集。吊られないわけがないのであった。花も嵐もセンーション!に遭遇する等、ALcotライブで得られなかったものが得られた気がした。


百嫁凌乱 (6嫁目 - 2014/2/28 - 秋葉原オトトリズム)
DJの個性が光るカオスイベント。
例えば、開幕は「みなさんのご期待に沿えるかわからないですが」…と腰低めのいわたか氏がかけたRibbon2から始まり、ピエタやインファンタリアなど90年後半~00年前半の準古典アンセムやマイナーが炸裂する等、私的に非常に危険なセットリストだった。
数回通うと只者ではないと感じられるゆたき&さまー氏らは、光となる異常事態。開始早々Hesitation Snow,Red,sword of virginとfripSide3連発、その後リトバス、大図書館…とドアンセムで勝負、怖すぎてステージ前から人が消えたのもこのイベの色を表しているともいえるだろう。危惧したとおり終盤は闇に包まれる事態。

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各々の得意分野を生かしつつ、マニアックな曲が挟まれる個性垣間見えるイベントだった。
高まる曲が来るたびに最前の人員が激しく入れ替わり、打ちやすい曲ではオタ芸空間と化す激しめなイメージ。反復横とび、エア麻雀↓、TIME静止芸、せんすい部脱衣芸など芸も豊富だった。

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テーブル席ではノートPCを広げもくもくとエロゲをプレイし、高まる曲が来ると突如前に突進していく猛者の光景が見られるのはこのイベントだけではないか。ただし、会場規模と比較して参加表明数は50人と過去最多だったこともあり、前に人が集まるような場面では混雑を感じた。
女性が来ないとの触れ込みだったが今回は初にして来客があったようだ。その方はD.C.曲でガチ打ちしていて驚いた。

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ワンドリンク制だが、ソフドリは150円から、酒は300-600円と安く、手軽に飲める。またサイコロステーキやはんぺんを初めとした手作りフードがあり、音楽で高まる以外にも楽しめる要素が盛り込まれていると感じた。
初の金曜オールナイトイベで社畜アフターの身で参加した私は体力が追いつかず、不完全燃焼感があった。この経験が生きたか、以降、高まる曲とそうでない曲の緩急を付けられるようになり、イベ内で燃え尽きる方向へシフトすることに。曲では、初めてせかいにさよならが拾えて嬉しかった。ユメミルキカクは今も未回収だが聞ける日は来るのだろうか?

会場の秋葉原オトトリズムは地下一階のバー。あまり広くはない。テーブル席が多いものの、座席は早めに確保しないければほとんど座るスペースがなくなってしまう。スクリーンはDJブース後方とバーカウンター側に1つずつあるが、傷が付いていて、画質の満足度は高くない。音響は音量が確保されればそこそこ良いが、小さめだと悲惨な部類だ。
初めて来た時はどうしても過去2回の会場に比べ見劣りを感じてしまったが、その後テーブル席があって歓談することに向いていること、そして分煙が完全に効いていることから良い会場であると認識を改めた。


エロのみっ! (初回  - 2014/3/15 - 秋葉原オトトリズム)

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同じく秋葉原オトトリズムにて、第一回目の新規DJイベントとして開催。twipla割引を効かせると2,500円で飲み放題というコスパに吊られて参加したイベントだったが、twiplaのポップに見える文言とは裏腹に、とんでもない闇イベントであり、私個人としてはこれが本来DJイベントに求めていたものかもしれない、と非常に高い満足度を得たのであった。というのも、かつてなくマニアック曲のオンパレードだったためだ。
それを印象付けたのは開幕からゆたき氏→さまー氏の闇フルアクセルだったことであろう。ゆたき氏は妹縛りからホモ縛りへの移行等、DJイチオシという個性…いやワールドなセットリストが展開されていた。その後のさまー氏もこんなにあったのかというくらいの天空のユミナやSEきららキャラソン攻勢を交えながら、鳥の詩をかけるにしてもタイムリープ版が、しろベルをチョイスするにしてもOPは一切流れないじんぐるベルスターズ、ほかはもうよくわからない等、ただでは済まなかった。FairChildでアンセムが来たかと思いきやサビの台詞でずっこけた場面があったのも印象に残っている。
普段ドアンセムを展開する3D☆きらぁ氏がマニアックよりにかけていたのも衝撃。それでも流れ的には開幕の闇からだんだんと救済されていったのは幸いだったというべきだろう。
人数少なめだったこともあり、テーブル席ではアットホームに会話が交わされていた。同時に、会場の広さに対し人数に余裕がある構成は良いと思った。

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初回を記念したとのことだが、テキーラやケーキが振る舞われ(収支は大丈夫なのか不安になるほど)、終盤テキーラ落ちが多数。冒頭画像はその様相である。私がアニクラに行く本来の意義をすべて満たしていた素晴らしいイベントでした。なお、第2回目よりイベント名はB.M.P、美少女ゲームミュージックパーティーに変更。


はじめてのけっこん! (ななじかい - 2014/3/21 - 川崎月あかり夢てらす)

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通称はじこん!。嫁同伴だとディスカウントが入り、ソフドリ飲み放題という楽しいイベント。LumiLiaも身バレ余裕の嫁同伴だったが、広げる機会は特になかった。
会場は初の月夢(月明かり夢てらす)。思い返すと、私が初めて参加したスタンディングライブはChaos Party Special 2011という川崎のライブ会場で行われたライブで、このバーの運営元は同じみぃまぐるーぷと、3年が経って川崎にアニクラ組として帰ってきたのだな…と感慨深いものを感じた次第だった。
この回は開催時期に合わせ、卒業ソングや春関連の曲が組まれていた。締めは毎回同じ曲、はじるすだという。はじこんのロゴがそのものですからね!
有名作品からの選曲が多いのだが、キャラソン等絶妙に外してきた感があって、今まで知っていた作品の知らない場所をより深く知ることが出来て、新鮮だった。
私はというと、百嫁凌乱以来となるせかいにさよならへの遭遇、そして魂の慟哭→ANGELIC DESTINY→fortuna→アレセイア…とドストライクなアンセム4連発に殺されかけた。
結構衝撃だったのは車の人ゲーでしたかなかっただっこぎゅが会場の抱き枕erにとっての神曲と化していたこと。写真取ればよかったな。
本当に抱き枕を同伴している光景を見たのはこのイベントだけ。

オタ芸は常連組を除くとちらほらする人がいる、といった程度か。初の30人乗せとのことで、空間には余裕があり、まったりゆるゆるとエロゲソングが楽しめた。さりげなく思い返すと、女性がいなかったような。
プライスは2,000円で1drink、更に嫁を同伴すればソフドリ飲み放題が加わる。アルコールではなく、コーラだけで高まるのも良いものだと思った。
私事だが、当日は人身事故に巻き込まれ、大崎から品川へのダッシュを決めた上で大混雑の京浜東北線に揉まれるという、運の無い夜だった。行動は計画的に。

会場の月夢は思ったより狭く、縦長のホールで、映像機器はDJブースの周辺に2枚のスクリーン、後方に液晶ディスプレイが1台。分煙はあまり効かず、若干タバコ臭さもある。それでも、非常に高まれる空間である。その理由は絶妙に人が密集して一体感が高められること、そして重低音が破綻せず大音量を響かせる音響設備にあるのではないか、との結論に至っている。照明など雰囲気も大事なのだと感じることが出来た。


ERG Night (#12 - 2014/3/28 - 川崎月あかり夢てらす)
系譜を辿れば古くから続くエロゲオンリーDJイベントだ。他イベントで話す先人方にこぞって「とりあえず参加しておけ」とお薦めされたイベントであった。…しかし当日はClover Day'sの発売日。無茶苦茶迷ったがRe:Product mixを発売日にアニクラで聞ける(可能性がある)日は今日しかないと思い、参加を決定。遅れての到着と同時にClover Day's、続けてリプロを拾い、瞬間最大風速のスタートダッシュを切ったのは忘れられない思い出であろう。

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参加表明数は85人と、会場面積比ではこの時まででは最大規模。適度にマニアックな曲もかかり、一体感もあった。
確かに前の方は人が詰まっているものの、アニクラらしく推し曲が皆違うので、巧く人は入れ替わり、人の多さが高まりの上限を引上げるものだと感じることが出来た。
シャンパンはかつてなく開けられていた。盛り上がりやDJの選曲の緩急の付け方が巧く、本当に楽しかった。
2drink2,000円、飲み放題は4,500円だがプレモルは飲めるので、美味しい酒と共に高まれるイベントだ。リミキサーの巧さが半端なかったりと、技量も感じ取れた印象を受けた。


Tokyo ERG Summit (Vol.15 - 2014/4/19 - 渋谷DESEO)
やっぱりTES娘ちゃんかわ(ry
P.C.M Live!2014から接続。前回とは打って変わり、P.C.M Live!及びKOTOKOライブが直前に開催され、接続に最適な日程だったこと、更にKiccoさんのゲストライブが用意されたことで、エロゲ系アニクラ勢がこぞって集結。参加者100人超の動物園と化した。和田一味もいたりして噴いた。
なおすんライブで芸エリアを共にした人、PCM2013にいたデブ等との再会もあった。先述した通り、今まで見た怖い(?)方々がほぼ集結、芸はもはや完成の域に達しているせんすい部脱衣芸、ピンポンぱんつ卓球芸、ジョスト芸、パルフェ一人ベランダたばこ芸等、色々見られた。

要するに、前回のまったりなんて幻想だったんや!
素晴らしかったのは、Vol.14から機材関係が更新され、メインフロアでプロジェクターにより投射されるムービーの画質が無茶苦茶上がっていたこと。感動しました。さらにラウンジフロアの背面投射も壁面をフルに活用した大画面となっており、著しく環境が向上していた。
進化するイベントは非常に好感が持てるし、応援したいなと思う次第。

開幕DJが最後にかけようと思った曲(イノグレFLOWERS)が見つからず1分以上音が止まる事態には面食らった。「エロゲであそぶぞゴルァ!」といった某氏の怒号が響いた。
Kiccoさんは最後まで巧く言ったかと思いきやウォブルで期待通り(?)歌詞消失w
ライブ後はラウンジでエロいタペにサインするKicco先生のラフさはさすがや!と思った。
ゲストライブの立花莉緒パートで、百花繚乱ファンタズム葵ちゃんReMIXがカバーされ、最前へワープ直後に足を吊ったり、北村翼紗さんのCrossed Destiny遭遇で糞刺さったりと休む暇のないイベントだった。あとは最後の最後ではないかというfripSide連発に遭遇したが、これはもう一度でいい。危険すぎた。


Pink Cercuit (vol.4 - 2014/4/30 - 池袋バナナボンゴ)

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GW前の平日イベということで仕事帰りに直行。人数は20人程度で年齢層は若め、アニクラ慣れした常連学生が多かった印象。まったりで、古い曲がかかると七希氏が飛んできたりするシーンが要所でみられた。fujikawa氏はバー名に合わせてロックンバナナ縛りで楽曲を繰り出していた(せんすい部がこの系列だったことをこの時初めて知った)。
…普段まったり聞くことが無いのでスローペースで行こうと思ったが、トリで当て込まれるようにフォルトゥーナ→ソドヴァがかけられ、昨日発売のNew days なんちゃらがかけられれば吊られるしかなかった。てっきりVで台詞を選ぶことになるのかと思ったが、我々による選択制がとられる事態w

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会場は池袋のバナナボンゴというヲタバーだが、名前の通り壁がまっ黄色、お酒はバナナリキュール系が美味しかった。液晶は大小合わせて5台はあり数は申し分ないが、プロジェクター映像は黄色い壁面に投射するため、Vが黄色かったw
個人的にきつかったのは分煙が効いていなかったこと。タバコの煙が目にしみて、次からは分煙を必須にしてアニクラを選ぼうと思った。回を経てオトトリズムの評価が上がっている。


エロゲソング合同DJイベント -大人の日-(0回目 - 2014/5/5 - 川崎月あかり夢てらす)

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GWに開催された全国のエロゲオンリーイベントタイトルが集結したDJイベント。tweetviteの参加表明数は123人、DJの方も20名を超え、エロゲオンリーとして最大規模のイベントとなった。
事前に各タイトルのオーガナイザーの談話がust配信されたりと、お祭りらしい雰囲気も醸し出されていた。
過去最高に密度が濃く、パーティー感、盛り上がりではこれまで参加したDJイベントの中で最高だった。コンセプトだけに不定期開催ではあるが、まさしく祭典なので、エロゲオンリーに興味があるなら是非参加をお勧めしたい。
会場となる川崎月夢では4Fのメインフロアに加え、5Fのラウンジフロアの2フロア構成が組まれ、全国のDJ陣営が揃っただけに技量やチョイスの巧さが光り、身体が二つ欲しかったくらいだ。ラウンジもまたメインフロア並の盛り上がりで「ラウンジがラウンジではない」との名言も誕生した。
行動録は別記事にて更新予定。
14年11月に愛知県で第1回目が開催予定とのこと。本気で行くことを検討している。
当日のtwitterの様相はToggterでもまとめられているので参照。→エロゲソング合同DJイベント -大人の日-


TES_LIVE (VOL.1 - 2014/5/17 - 渋谷LOUNGE NEO)

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デイタイムに開催されたTES番外編。名前の通り、6時間の内ライブが占める時間は2時間50分と、DJイベとライブ双方が組み合わさった複合イベントだった。この日のライブは薬師るりさん、ハルセカンドさん、IOSYSあゆさん、TESでおなじみくまこさんとつーたんさん。参加数が30人強と少なめで、広々とスペースが使えた。
ハルセカンドのボーカル、橋本千明さんはTES Vol.14でもライブを見ていたが、その時からとにかくアニクラのせんすいぶ脱衣芸が見たいご様子で、作曲家のクサノユウキ氏がバンドメンバーにいることもあって、ライブではSplash!をカバーする事態。残念ながら本家は不在だったものの、終盤で半裸男が乱入したり、Vで本家の映像が流されるなどこれはこれでカオスだった。薬師るりさんはリンリンシェアリングの人、という印象で初めて見たが、めっちゃ人が良さそう。ライブ後もノリノリで最後まで高まっていて、DJイベント自体の空気を気に入った様子だった。あゆさんは曲芸作品で喘いでる発言でとりあえずこの作品を買おうと思った。

観客層はDJイベに慣れた人に留まらず、ライブに出演する薬師るりさん目当てのライブイベンターも多かったご様子。なぜ判断できるかというとエロゲ系常連はリウム持たないので…。
面白かったのは2回に分けられたライブが終わる毎に、激しさが増していったこと。ライブパートが終わった後のクラブタイムはほぼオタ芸エリアと化した。告知から開催までの時間が少なかったせいか比較的人が少なく、広々と空間が使えた。

特筆すべきは会場の渋谷LOUNGE NEOの環境の良さだろう。
ドームスクリーンに上映されるムービーは視界全体に広がり圧巻だ。(プロジェクター自体の仕様は解像度はSVGA、単板DLPと高くは無い)さらに会場内は禁煙、スピーカーも40cmユニットのサブウーファーに38cm2発のスピーカーが片chで揃えられるなど、音響もよく、施設環境としては新大久保に匹敵する高い満足度が得られた。
パーティフォトからも雰囲気を感じ取れるかと思う。
TES_LIVE VOL.1 PHOTO BY おしょー - SUKIMONO
TES_LIVE VOL.1 PHOTO BY ZUMA - SUKIMONO
ツイプラ参加表明で2,000円で1ドリンク、会場では+600円を支払えばフリーソフトドリンクが可能。ライブの幅の広さや会場環境の良さからいっても楽しいイベントだった。




以上。
こうしてイベントをまとめてみると、ある程度大規模に定期化したイベントの方向性は、DJイベントとライブの複合型、そしてDJイベントの中で純粋にコンセプト勝負で魅力を引き出す伝統的な方式、2つの方向性が見られるように思う。後者はスケールメリットを活かした大人の日でその強さを充分に感じ、伸びしろを感じることが出来た。
前者の可能性はむしろこれからであろう。
エロゲ系は単独ライブが出来る程メジャーではない、リスクが取れない歌手、声優がそこそこ多いと思っている。これらの方々をある程度気軽に招くことが出来るようになれば、観客との距離が近いライブ複合型アニクラはマイナーな人を発掘する場としても、発展の余地がありそうだと感じている。
願わくば関東圏でもゲストライブが増えることを祈って……。

次の検討は本当の意味でアニソン系クラブイベントに手を広げること、そして地方系DJイベントへの参加であろう。
各イベントタイトルも2周目に入り、長期的な楽しみ方を見つけていければとも考えている。



長い記事をお読みいただきありがとうございました。


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