2011Q3アニメレビュー

2011年07月24日 12:09

2011Q3アニメがスタートした。リアルタイムで見る機会は少なくなったが、出来る限り1話はキャッチアップするスタンスで臨んでいる。
毎クール、新番放送が近づくと、tvrockにタイトル名を次々と入力して自動検索予約リストに放り込んでいくわけだが、作品タイトルによっては困るものがある。例えば「ロウきゅーぶ!」「輪るピングドラム」等、特徴的な仮名混じりや読み方をするタイトルだとクリティカルに予約が入るが、「R-15」は他に条件指定をしなければ一緒にWOWOWのR-15指定タイトルを捕捉する。ちなみに、前期ではノイタミナの『C』はタイトル登録に困った。デジタル時代の昨今、作品タイトルは奇抜な方がよいのかもしれない。

話を戻そう。今期も原作有り、特にラノベ原作の作品が多いように見えるが、管理人はクロワーゼを除き未読である。事前の下調べで目を付けていた作品は2つ。
1つは「輪るピングドラム」。理由は①オリジナルアニメであること、②少女革命ウテナを手がけた監督でネームバリューが高いこと、③わかる人だけわかればいいというスタンスで本作に望んでいることに好感触を覚えたからだ。(スタッフの個性を最大限に生かし、オリジナリティを創出することが、アニメの価値をより高くするドライバーの一つだとLumiLiaは考えている)
そしてもう1つは「異国迷路のクロワーゼ」。湯音たんに心奪われている管理人にとって、湯音たんが動くと聞いただけで期待せずにはいられないのだ。
以下、各作品の感想に映る。

※更新中
■異国迷路のクロワーゼ  湯音の可愛さが原作とは異なった方向で生きている ★×7
今期唯一の原作既読作品。湯音ちゃんペロペロ。

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舞台となっている19世紀のパリが醸す雰囲気は確かに特徴的だが、何よりも本作の売りは微細なタッチで描かれる湯音の描写だ。管理人はオンエアを見るまで、原作の驚くほど丁寧かつ緻密に描かれた湯音の描写はアニメで表現できるものではなく、見劣りしてしまうことを懸念していた。
しかし、実際に見てみれば…動く湯音ちんのなんとかわいいことか!
色が付くことがこんなにもプラスに働くことになるとは、もとい色が付くことでこんなにも世界観が豊かに引き立てられる作品はそうないのではなかろうか。


■ロウきゅーぶ!  × バスケアニメ ○直球ロリアニメ ★×5

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また小学生かYO!!
ロウきゅーぶはバスケを中心においたアニメだ。スポーツものを萌えアニメにすると、自然と体操服属性が付いてくる点があざとい。原作のてぃんくる絵に準拠し、キャラデザも大変ペドい。
記号的なヒロインの属性付けはいまいちに見えるが、声補正のプラスで相殺されていると考える。
意外にも、高評価なのが不思議。なぜなのか、ほかのスポーツもの萌えアニメと何か違う点があるのか?としばらく考えていたところ、主に
・試合や練習シーンで聞こえる、館内シューズの「キュキュッ」と鳴るスリップ音が良い
・呼吸音がエロい(主に智花が)
という結論に至った。

バスケシーンの動画は躍動感もあり、アニメーションとしても映える。


■ゆるゆり  早くも空気になりつつある主人公が魅力 ★×3
あっかりーん。タイトル通り、ゆるーい4コマちっくなお話。今までの日常系と少し違うのは、高校ではなく、中学が舞台である所。しかも入学時点。故に大変ペドい。
冒頭でランドセルを背負ったオチでこの作品を見続けていく自信に暗雲が立ち込めた。しかし、キャラデザはプレアデスっぽく好みだ。今や毎期一定数含まれるようになった4コマ日常系、前期でいうAチャンネルポジション?


■まよチキ!  作品として軽さが特徴。良くも悪くも。 ★×6
こっそり男装している執事とその主人であるSなお嬢様と女性と触れ合うと鼻血を出してしまう主人公のお話。

ご都合主義の萌え描写と主人公の巻き込まれ展開はテンプレートとしかいい様がなく、しかもそれに慣れかかって何とも思わなくなっている自分の感覚が怖い。目先主人公の体質を治すという漠然とした目標は判明したが、先行きが見えない点はいまいち。今後特定ヒロインとの恋愛に発展していくのかな?
適度なエロ描写に唐突に挿入されるシリアスが妙に軽く感じたりと、まごうことなきブヒアニメの範疇である。
キャラデザは原作のバルド絵師準拠。妹の声が中の人の素っぽくて非常にいい。
キャラ別に見る。奏お嬢様。Rewrite組には得としか言いようがない!だって(中の人的に)会長がSでメイドなんだぜ?もっと罵ってくれ!エロい声も挙げて欲しいぜ?
スバルは普段は低い声を出していますが、叫び声になるとわかりますね。インなんとかさん、こんな声も出せるのかと感心。
OPをキタエリが歌ってるので新鮮なのですが、ものすごく音が悪く聞こえるのでシングルの出来が心配です

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またもドクペ?

■うさぎドロップ  ピュアなょぅι゛ょ作品 ★×8
独身のおじさんが複雑な事情を抱えた親族の幼女と同居するおはなし。

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何か鋭いモノが俺に突き刺さった
純粋無垢な子供の描写を見ていて心が洗われた。
似た印象としては、「愛してるぜベイベ」のゆずゆを思い出しました。
極めてピュアな世界観を描写している点で、アニメにしか表現できない領域に達している。萌え方面ではロウきゅーぶ!の正反対に位置する作品だと思う。
なお、本作のタッチは少々特殊で手書きで描いたような(?)フィルタが掛かったような絵になっており、そのせいか解像度がかなり低く感じられる。


■No.6  ★×5
東のエデンのような、先行きが読めない世界観が魅力だと思う。いかんせんヒロインと思われるポジションが1人しか出ていないのは残念だが、天才型ヒロインは新鮮。
親や周囲の期待を背に、勉強で鬱憤貯まった主人公が大声で叫ぶシーンは、なんだかわかる気がしてこっ恥ずかしいシーンでした。
漂うやおい臭はどうにかしていただきたい。


■いつか天魔の黒ウサギ  視聴者が設定を理解できないまま話が進み、舞台の外堀だけ埋められた印象。  ★×5
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フォントがデカいよ。デジタル時代にどんだけ小さな画面で見るのかと。

主人公はかわいいおにゃのこと契約し、特殊な身体を手に入れた。おにゃのこが束縛から解放され、主人公と再会した。二人は敵に狙われているようだ。
マジで1話の要約がこれですよ?

伝勇伝といい、富士見ファンタジアって毎回こんなのばかりですな。
空の紫色とか、幼い頃の契約とか、よくわからない理由でヒロインが主人公にゾッコンだとか、厨二をなぞった様な描写が目立つ。原作絵師風のキャラデザで妙にエロいのは、おちんこ(お兄ちゃんのことなんか全然好きじゃないんだからねっ!)のノウハウが生きたからではないかと思う。
髪の毛にグラデーションがかっていて、黒・赤・青が多用された彩色はテレビ映えする。制作会社を見ても、脚本や今後のシナリオ展開はネガティブ・ゼクシズが発動しそうで、先行きに不安を感じている。絵コンテのセンスからも、同様の印象を持った。ヒメアの声がキンキンして聞き辛い点はイマイチだ。叫び声にも聞きやすさがあることを再認識。

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ドクペ…ならぬドクターシナモン。


■神様のメモ帳  萌えとミステリの爽やかな融合 ★×6

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ドクペ作品No.1(本数的に)。ニート探偵のアリスが事件を解決していくお話。
放送前に特に情報を仕入れていなかったため、まず再生時間が1時間であることに驚いた。刀語式かと思いきや、そうでもなく1話だけの特別回だった模様。岸田メルが原作キャラデザですが、作画はトモセシュンサク風に見える。
OPの作曲者はElements Gardenだが、バックで気持ちよく鳴り響く切れの良いドラムの曲調がOmegaの視界OP「ythm」を思い起こさせた。


■輪るピングドラム  センスと映像美を前面に押し出した奇作 ★×8

輪るピングドラム 第01話 「運命のベルが鳴る」(TBS MPEG-TS) .ts_snapshot_13.26_[2011.07.10_00.44.50]

妹が死んで生き返って、送られてきたペンギンを飼うことになって、乗っ取られた妹が生存戦略を始めて、兄が近親相姦に目覚めた。そんな1話。
展開が読めない。意味がわからない。でも楽しい。生存戦略。
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奇抜すぎる作品。詩的な台詞があったり、至る所にセンスが散りばめられたスタイリッシュさが魅力。少女漫画を読む感覚で見ていた。然程面白くないような気がするが一部のシーンの映像表現が飛びぬけて秀逸。アニメーションという媒体独自の価値を極限まで高めたような、映像というものにどれだけの威力があるか、よくわかる作品に仕上がっていると思う。
OPは特にお気に入り。やくしまるえつこ曲でよいと思ったのは初めてだと思う。
作中では、頻繁に丸の内線の描写が出てくる。そして、OPを歌うのは、「やくしまるえつこメトロオーケストラ」。こうもつながりがあると、何か疑ってしまいそうになるが、本編で絡むことは今後あるのか?

輪るピングドラム 第01話 「運命のベルが鳴る」(TBS MPEG-TS) .ts_snapshot_07.47_[2011.07.10_00.44.14]

どうでもいいが丸の内線民として普段使っている路線の描写があるのは嬉しいがベルの音が違うのは気になります。
解像度は、HDはさることながらラインが非常にシャープで精細感を感じることが出来る。


■バカとテストと召喚獣 にっ!  1期と変わらぬ安心感 ★×6
ああ、懐かしいよこの雰囲気。1期と変わらぬ空間が返ってきた。変化がない故に、前期と比べややモチベーションは下がっているが、安定した面白さを提供してくれる作品である。
OPを歌うのは麻生夏子ではなくなったが、ぱにぽにの少女Q版OPを思い起こさせるシャフトセンスがいかんなく発揮されている。


■神様ドォルズ  スタッフの力の入れ所にニヤリ ★×7

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案山子という並外れた力を持つ人形を操る隻(セキ)と呼ばれる人間たちが戦う作品。
ヒロインは主人公の大学同期兼おさななじみの奇乳と、妹である詩緒なのだが、詩緒の描写の力の入れようが半端ない。コロコロと変わる詩緒の表情は作品のシリアス感と合わず大変まったりさせてくれる。案山子もなかなかかわいい。
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タイトルロゴにセンスを感じる。監督は瀬戸の花嫁でも有名な岸誠二氏。新しい方向性の演出を目指しているようにも見える。そんなOPとは一方で、本編、特にキャラデザは懐かしさが目立つ。
OP,EDを担当する石川智明の楽曲が耳に残る。


■BLOOD-C  暗いシーンが多い ★×4
CLAMP作品は同じキャラクターしか出ない印象。淡々と敵と戦っていただけで、見所は中の人が水樹奈々くらいか?メインヒロインの属性が眼鏡がついている段階で、振るい落としにかかっているのではと思う。
暗いシーンが多いのでプラズマやエリア駆動の搭載したテレビで視聴することを推奨したい。


■猫神やおよろず  ほ、ほぁーっと戸松かわいいの融合 ★×4
天界から矯正のために地上に落とされ、貧乏に暮らす神様のおはなし。ほっちゃんと戸松のコラボレーション。声の豪華さを見るに、見事な声アニですな…。


■森田さんは無口  短編作ながら、意外に声優陣が豪華 ★×4
実質OPを抜いたら3分の作品を評価してはいけない気がする。森口さんは喋らないので、戸松がよく喋っている。
ある意味4コマ原作の究極系なのか。


■R-15  …… ★×2
生徒会の一存が頭をよぎった。頑張って耐えた。


■セイクリッドセブン  王道のヒーロー物 ★×5
適当に1話を要約すると、
突如現れたおにゃのこ「世界が狙われています。あなたは選ばれしものです。世界のために戦ってください」
自らの力にトラウマを持った主人公は、その選択を受けるか消極的な葛藤をする中、戦いに巻き込まれていく……

ヒーロー物の王道を地で行く第1話であった。ここまでいくと、何か奇をてらってほしい。
よくある話だが敵との先頭で街を派手に破壊したのに、その後の描写がないので現実感が沸かない。ヒロインがランカさんだったことぐらいしか特筆すべきことがない。




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