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魔法少女まどか☆マギカ 第09話感想

2011年03月10日 01:44

あのハートフルをもう一度
ふと癒されたくなり、1話から見返していて気付いたのですが、

madoka-op00.jpg  madoka-op01.jpg

OP序盤の背景色が変わっているんですね。
初めは木々が黄緑がかった彩色になっていたものが、4話以降薄い色に変化しました。
というより、黄色が抜けたという表現が適切でしょう。
おそらくその理由は、黄色の死。
……ということは、来週以降は?

それでは、管理人が大いに懸念を抱いていた第09話感想に移ります。


Story Outline
       ↑もはやアウトラインでもなんでもない。したがって、あらすじ表記。

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魔女化したさやかを前に、抜け殻を腕に杏子はほむらの助けを借りてひとまず撤退。
ほむらの時間操作の適用は発動時にほむらに接触している存在に対しても同等の効果が適用されるようだ。


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すでに抜け殻となった青とご対面のまどかさん、今週も泣き崩れる。
ようやくSGとGSの関係を口にするほむほむ。
あなたが初めから話していれば、誰も魔法少女になろうなんて思わないのに…
彼女のターンはいちいち格好いい。



そして今夜もがまどかの前にやってくる……
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まどか「じゃあ、あなたはみんなを魔女にするために、魔法少女に?」
キュウべぇ「勘違いしないで欲しいんだが、僕等は何も人類に対して悪意をもっているわけじゃない。全てはこの宇宙の寿命を延ばすためなんだ。まどか、君はエントロピーという言葉を知ってるかい?簡単に例えると焚き火で得られる熱エネルギーは、木を育てる労力と釣り合わない、ってことさ。エネルギーは形を変換するごとにロスが生じる。宇宙全体のエネルギーは目減りしていく一方なんだ。だから僕たちは熱力学の法則に縛られないエネルギーを探し求めてきた。そうして見つけたのが魔法少女の魔力だよ」

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まどか「あなたは……一体…?」
キュウべぇ「ぼくたちの文明は知的生命体の感情をエネルギーに変換するテクノロジーを開発した。ところがあいにく、当の僕らが感情というものを持ち合わせていなかった。そこでこの宇宙の様々な一族を調査し、君たち人類を見出したんだ。…人類の個体数と繁殖力を鑑みれば一人の人間が生み出す感情エネルギーはその個体が誕生し成長するまでに要したエネルギーを凌駕する。君たちの魂はエントロピーを覆すエネルギー源足りうるんだよ。とりわけ最も効率がいいのは第二次成長期の少女の希望と絶望の相転移だ。ソウルジェムとなった君たちの魂は、燃え尽きてグリーフシードへと変わるその瞬間に膨大なエネルギーを発生させる。それを回収するのが僕たちインキュベーターの役割だ」
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まどか「……私たち、消耗品なの?貴方たちのために、死ねって言うの?」
「この宇宙にどれだけの文明がひしめき合い、一瞬ごとにどれほどのエネルギーを消耗しているのかわかるかい?君たち人類だっていずれはこの星を離れて僕達の仲間入りをするだろう。 その時になって枯れ果てた宇宙を引き渡されても困るよね?長い目で見れば、これは君たちにとっても特になる取引になるはずだよ」

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まどか「ばか言わないで。そんなわけのわからない理由でマミさんが死んで、さやかちゃんがあんな目にあって…あんまりだよ…ひどすぎるよ…」

「まどか、いつか君は最高の魔法少女になり、そして最悪の魔女になるだろう。その時、僕等はかつてないほど大量のエネルギーを手に入れるはずだ。この宇宙のために死んでくれる気になったらいつでも声をかけて。待ってるからね♪」

なんだが…という語尾が妙に残る。
突如マシンガンの如くわけのわからない事情を話し始めたQB。話のスケールが大きくなり、エントロピー増大則…魔法少女ファンタジーもびっくりの熱力学、統計力学用語が登場。
終いには、宇宙のために死ねとまどかに迫って去っていく。

感情が存在しないことは、完璧な合理的行動を可能にする。功利主義の思想がそこにあった。
ネットでQB先生が散々に言われているあたり、世界の優しさを感じる。



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まどか「みんな騙されてただけじゃない!」
最近、管理人はまどかの絶望した表情を見ると興奮を覚えます。
悲痛な叫びが、心地よい;y=ー( ゚д゚)・∵. ターン


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抜け殻になった青を温存する杏子。
一瞬カニバライズな展開が思い浮かびました。
魔女の正気を取り戻す方法を探る杏子に対し、QBは可能性を示唆する。
「僕の知る限りではないね。魔法少女は条理を覆す存在だ。君たちがどれほどの不条理を成し遂げたとしても驚くには値しない。前例はないから僕にも方法がわからない。生憎だが助言のしようがないよ」


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杏子はまどかと共にさやかの正気を取り戻すため、駄目下で説得を試みる。
しかし、杏子が望む愛と勇気の展開が起こることはなかった。

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杏子はさやかと同士討ちとなった。
もっとも現実的な行動を取っていた杏子は可能性の低い選択肢に望みを掛け、理想に殉じた。

他人のために戦うと言っていたさやかは結局自身の幸せが得られずに魔女化し、自分自身のために力を使うべきだと言っていた杏子は他人のために死ぬとは何たる皮肉だろう。
杏子は本当の所は他人のために頑張ろうとする優しい子だったのかもしれない。


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SGの穢れ具合を見ると、初めから死を覚悟して説得に挑んだという見方が適切だろう。

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ソウルジェムになりたい。

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場面変わってほむらハウス。表札は普通にフルネーム表示されていた。前回の考察は無に帰しましたとさ……。

キュウべぇはさやかを助けることは不可能と確信しつつも、自らの望む展開へ持っていくための方便を取っていた。
さすがQB先生や!感情なんて持ち合わせちゃいないぜ!
この策士ぶりを見ると、QBは感情を持ち合わせていなくとも、人間の感情パターンを知って行動を取っているとの見方が適切だろう。

残る登場人物はまどか、ほむらの2人。悩んでいるように見えるほむらだが、彼女の解答はすでに導き出されているような気がするが……



Implications

今話の展開を極めて簡潔にまとめれば、さやかと杏子が脱落し、舞台に残ったのはまどか、さやか2人、そしてQBのみとなった。それだけである。

進展を挙げてみよう。

・QBは感情を持ち合わせていない
・インキュベーターの目的は「宇宙の寿命を延ばすために、新たなエネルギーを創出すること」
・魔法少女が魔女になる際の希望から絶望への相転移は、膨大なエネルギーを生成する
・杏子、さやか退場
・ワルプルギスの夜は超強力な魔女
・ほむらの能力は、発動時に直接触れている人間に対しても効力を及ぼす

エネルギーと魔法少女の関係など、今話で明らかになった設定は大きいものだった一方で、単にQBの背景が判明しただけとも言え、今後の展開につながるものは少ない。


■QB Update: 感情なき生物の目的は1つだけなのか
QBは地球外生命体であることが判明した。QBの代替はいくらでも存在する設定は、QBの身体はあくまで拠り代で意識は別の場所にあるか、意識を集団で共有する郡体の性質を持っているものと思われる。宇宙人なのでもはや何でもありである。

感情が存在しないが故に、QBは合理的な行動を忠実に取り続け、生存本能に基づいて功利主義を徹底している。LumiLiaで以前よりQBをシステムと関連付けていたのは、特定の目的のために、他の犠牲をと合わない合理的な行動を取り続けていたからであり、自らの目的を満たすための最善の選択を取り続けるその思考は驚くべきものではない。
今回でQBがまどかに魔法少女のカラクリを打ち明けた理由は、ほむらがワルプルギス戦を乗り越える上でまどかが必ず魔法少女になる必要があり、その選択が感情に流されやすいまどかを魔法少女にするに最も適したものだと、QBが確信したからなのだろう。
一方で、インキュベーターの意味である「孵卵器」が意味を持たなくなったかは考慮の余地がある。確かにQBの目的が判明したことで、明確な悪といえる可能性は低くなったが、QBがそれ以外の目的”も”持っている、もしくはQBの背後に別の目的を持った何らかの上位存在が控えている可能性は僅かながらあると見ている。

memo: QBはGSをどうしているのか? →第2の目的の存在への懸念


■願いは生み出された感情エネルギーによって叶えられると考える
感情エネルギーの設定が明らかになったことで、願いがどのように叶えられているのか、おおよその推察が付いたといえよう。おそらくは、魔法少女になる際の感情エネルギーを転用したものと考えることが出来る。まどかの魂の器がなぜ非常に大きなものなのかは、先週と変わらず明らかでない。


■次回はほむら過去回想?(メインシナリオ)
今後、LumiLiaの予想通り1話アバンの展開に続くと考えると、それまでの道はほぼ一直線になったと考えられよう。
ほむらは「まどかを魔法少女にして一緒に戦う」選択と「死を覚悟しながらも単身で戦いを挑む」選択を天秤にかけ、後者を選択、一人ワルプルギスの夜に戦いを挑むのだろう。タイミング的に、この選択の瞬間こそ、ほむらの「まどかを魔法少女をさせまいとする理由が明かされるべき時だ。ワルプルギス戦で瀕死になったほむらを前にして、まどかは魔法少女になるものと思われる。最大の論点はその後どうなるかだ

まどかの力が、魔女をコントロールする能力とかだったら熱いのだが…


■まどかループ説 ~エントロピーの導入と、まどかの能力について~
大穴予想第2弾。
まず、エントロピーについて振り返ろう。作中で示されているエントロピーは、熱力学第二法則、エントロピー増大則を指し、不可逆性を表す法則である。エントロピーは低い方から高い方へ、増大していく。エントロピーが低い状態とは、秩序のある状態を指し、エントロピーが高い状態とは、無秩序な状態を指す。また性質として低エントロピーのものは汎用性が高く、高エントロピーのものは、汎用性が低い。
この法則にしたがって、エネルギーは高い方から低い方へ流れていく。
宇宙に存在するエネルギーの量は変化することはないが、所在は不均一(低エントロピーの状態)である。例えば生物が存在するところにはエネルギーが集まっている。宇宙空間では、時間の経過と共に常にこの不均一な状態から均一な状態へ移り変わる現象が続いていく(エントロピーが増大していく)。枯れ果てた宇宙とは、エネルギーが大部分の空間において均一化してしまった状態を意味する。全体が均一化すればエネルギーの移動がなくなり、宇宙は死を迎える。

QBの台詞は、宇宙に存在する(利用可能な)エネルギーの量が減っているということを示しているのだろう。
魔法少女は熱力学第一法則(エネルギー保存則)に反し、その状態になるまでにつぎ込んだエネルギーよりも多いエネルギーを取り出せるため宇宙に新たなエネルギーを生み出すことが出来る。

ここで話は変わるが、私たちの身の回りで身近な不可逆なものとはなんだろうか?
それは時間である。時間は過去から未来へ不可逆的に流れている。(時間の矢
時間の概念を、エントロピー増大則に当てはめる。

時間が経過する=エントロピーが増大する
時間が停止する=エントロピーが増減しない
時間が巻き戻る=エントロピーが減少する

果たしてこの概念が正しいのかはわからないが、このようなものだと仮定しよう。

ほむらの時間操作の能力は、時間を停止させるだけでなく、08話の噴水の描写で水が逆に戻っていたことから時間を戻すことも可能だ。つまり、魔法少女の能力として「時間を戻す=エントロピーを減少させる」ことが可能と考える。
エントロピーの減少は、物理学の法則に反している。

…とすれば、まどかに「宇宙の法則に反する力」と「最大のエネルギーを発生させる素質」があるとするのなら、それはほむらと同じようなエントロピーへの干渉を指しており、莫大なエントロピーの減少が引き起こされたとき、時間が逆再生されるのではないだろうか。まどかは自身の力によって巻き戻した同じ世界を永遠にループし続けており、ほむらは同じ時間に干渉できる存在として、まどかを観測し続けているシナリオが考えうる。彼女の目的はまどかを救い、未来に進むことである。

…なお、本ループ説は設定が複雑すぎる他、なぜまどかに膨大な魔力が存在するのか説明が出来ないなど、穴も大量にあるため、実現可能性は考慮しない。


疲れたので、この辺で締め。
次回が楽しみである。


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