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【News Review】 CES: BRAVIA 2011年モデルは本当に新しいのか

2011年01月06日 22:28

2011 Internatinal CESが開幕し、ソニーが米国向け新型BRAVIAを発表した。
昨年と同様に全世界で共通モデルを販売することが予想されるため、そのままの仕様で国内向けとして発売となると予想される。
本記事ではフラッグシップモデルHX929を中心に、気付いたことをまとめてみたい。

SONY News & Information:CES SONY RODUCT FACT SHEET
Sony Launches 27 New BRAVIA TVs At CES 2011 - Sony Insider

■HX929はサムスンパネルへ。さらばシャープ
フラッグシップモデルのHX929のパネルサイズは46,55,65インチと、サムスンパネルで統一されることになった。
LumiLiaでは大変ポジティブに捉えており、新型サムスンパネルの開口率は高く納得できる出来だし、千鳥配列の弊害が発生しないのは大変嬉しい限りだ。
ソニーは今後パネルの調達において、シャープからの調達をほぼゼロに近づけ、台湾、韓国からの調達を強化し、サムスン(S-LCD)を中心にCMI,AUO,LGから調達する見込みである。

残念ながら、仕様からは進化が見えにくい。HX929はタンデム型、白色LEDとHX900から基本的な仕様は変わらず、分割数が増えたのかも不明だ。バックライトからの画質の恩恵は少ないと見える。

参考として、2chのBRAVIAスレに新型の搭載パネルと思われる情報が貼ってあったので抽出、まとめてみた。

■EX520
・32型 AUO MVAパネル
・40型 SAMSUNG 120Hz PVAパネル
・46型 SAMSUNG 120Hz PVAパネル

■EX720
・32型 AUO MVA 詳細不明
・40型 SAMSUNG 240Hz 3D‐PVAパネル
・46型 SAMSUNG 240Hz 3D‐PVAパネル
・55型 SAMSUNG 240Hz 3D‐PVAパネル
・60型 SHARP   240Hz 3D‐UV2Aパネル

■NX820
・55型 SAMSUNG 240Hz 3D‐PVAパネル
・55型 SAMSUNG 240Hz 3D‐PVAパネル
・60型 SHARP   240Hz 3D‐UV2Aパネル

■HX720
・40型 SAMSUNG New 480Hz 3D‐PVAパネル
・46型 SAMSUNG New 480Hz 3D‐PVAパネル
・55型 SAMSUNG New 480Hz 3D‐PVAパネル
・60型 SHARP   240Hz 3D‐UV2Aパネル

■HX820
・40型 SAMSUNG New 480Hz 3D‐PVAパネル
・46型 SAMSUNG New 480Hz 3D‐PVAパネル
・55型 SAMSUNG New 480Hz 3D‐PVAパネル
・60型 SHARP   240Hz 3D‐UV2Aパネル

■HX929
・46型 SAMSUNG New 480Hz 3D‐PVAパネル
・55型 SAMSUNG New 480Hz 3D‐PVAパネル
・65型 SAMSUNG New 480Hz 3D‐PVAパネル

この情報は確定したソースではないが、管理人が知り得る情報と照らし合わせると、妥当である可能性が高かったため、貼ることにした。
ポイントをまとめておく。
・32"はAUOパネルになると思われる → 現行のEX710を確認した所、AUOパネルと思われる
・60"にシャープパネル搭載機種が存在する → シャープが攻勢をかけている60”市場の10Gラインの堺モデルと思われる。10Gラインで効率良く生産できるため、調達コストが安く抑えられるのかもしれない。
・サムスンの240hzと480hzパネルの違い → 現行モデルと同じパネルかどうか不明。現行機種は40"が旧世代の"くの字"パネルであり、46"以上が新型パネルである。


■Gorilla Glass採用から見えてくるもの
2011年モデルBRAVIAの40型以上では、米Corningのカバーガラス「Gorilla Glass」を採用したことが特徴と言えるだろう。
Corningが強みとするフュージョン法というガラス製造法により、薄型で作りやすいほか、アルミニウムを含んだガラスを用いるため、表面が傷つきにくいのが特徴である。iPhone4やGalaxyS等、タッチパネル向けのカバーガラスとして採用されているほか、近年はTV向けカバーガラスの需要を受け、急速にシェアを伸ばしている。

モノリシックデザインで使われていたガラスが通常のフロートガラスだったと仮定すると、Gorilla Glassの採用は、メリットがあることだと考える。コストダウンにより次々と角が取れていくBRAVIAの中で、フロントパネルをガラスにするのは現在のソニーのこだわりであり、前のモデルから更にブラッシュアップした点は評価したい。

ちなみにCorningは液晶ガラス基板で最大のシェアを持っており、特にサムスンとの関係が強く、95年には合弁で液晶ガラス製造会社SCPを立ち上げている。
こうしてみると、S-LCDを通じてサムスンとの提携を強めるソニーが、Corningのカバーガラスを採用したのも頷けることだろう。


■X-Reality PROが本当の意味で新しいエンジンならば期待出来る
2011年モデルでは、新映像エンジン「X-Reality」が搭載されることになった。
なお、「X-Reality」は無印とPROの2種類が用意されており、HX929では「X-Riality PRO」が搭載されている。

「X-Reality」は1チップから成るのに対し、「X-Reality PRO」は2つのチップから成っている。この名称の違いから、BRAVIA ENGINEの時と同様、DRC-MF相当のプラスアルファの回路が載っているものが「X-Reality PRO」と考えられる。

「X-Reality」は、インテリジェントイメージエンハンサーをベースに作られているとのこと。HX900に搭載されていたものに、よりチューニングを加えたものと捉えるのが妥当か。
そして、PROで提供される機能には、「14bitの内部処理で、ソニー独自の信号処理を行うことで、滑らかな階調出力する」とある…が、
どう見てもCREASの説明です、本当にありがとうございました。

機能の解説を見る限り「HDリアリティーエンハンサー」「Super Bit Mapping for Video」と重なるのでほぼ間違いないだろう。
…要するに今までレコーダーに積んでいたCREASをテレビにも搭載しました、それがPROです、ということだろう。
CREAS3という認識で良いのよね?まさか今までと全く同じ処理しているだけ、と言うオチはないよね?

ソニーは昨年より戦略を転換してしまったが、ファブレス化を進める一方で、半導体の内製を進めるとの方針だったので、その成果として新しいエンジンを開発したのならば、期待が持てる所だが…昨年レベルに失望させないで頂きたいところである。


■変化したUI
2011年モデルで大きく変わったと思われるのがユーザーインターフェースである。どうやら、従来のXMBとは違う、新たなデザインになっているようだ(→phile-web参考)。
なんだかパナソニックっぽいなという個人的な印象は置いておくとして、この変化については概ねポジティブである。元々XMBはデザインと操作性に優れた点が特徴だったが、BRAVIA X2500以降、XMBの処理に使用されていた「EE+GS(PS2のエンジン)」が使用されなくなり、オーバーレイ表示不能のフレームレートの低いカクカクな処理になった。前モデルでようやくオーバーレイ表示を取り戻し、幾ばくかはサクサクとした動きになったものの、まだ不満は残っていた。新UIになったことで快適な操作性が取り戻されていることを望みたい。
ちなみに、管理人にとってUIのサクサク具合で満たして欲しい基準は、PS3並である。


■MotionFlow XR 960 は ラインブリンキング機能を強化したもの?
当ブログとして放っておけないのは、フレーム補間機能だが、新モデルではMotionFlow XRと改名されることになった。
MotionFlow XRの種類には240,480,960があるが、おそらく映像描写のフレームは240hzで、ラインブリンキングを合わせて480,960としているものと思われる。480と960の違いが気になる所だが、960は480に比べラインブリンキングの分割数を増やしているものと思われる。(480は一桁台?)最悪のケースは、480=黒挿入、960=ラインブリンキング。あり得ないと信じたいが、この場合は「駄目だこいつ何も学んでいない…」と失望である。

なお、今後のCESの発表でSamsungの新型パネルにピュアな8倍速(480hz)が存在した場合、BRAVIA HX929は同じパネルを採用し、480hz駆動+バックライトブリンキングの可能性があり得る。
管理人としては、アルゴリズムが変わったのなら当然、中間フレームをフルに生かしたスムーズモードの出来が気になる所だ。モーションフロースムーズは補間エラーが目立つ為、少しでも減っていれば嬉しいところである。


■総括:仕様から変化が見えにくいモデルチェンジ
正直なところ、例年と比較するとなんとも地味なアップグレードに見え、感動を呼ぶような進化を感じさせないのが今回の印象だ。
しかし、Gorilla glassの採用を始め、パネルはシャープからサムスンに変化し、品質も間違いなく向上している。新しい映像エンジンやモーションフローについてももある程度予測をしてみたものの、実機を確認しなければ評価出来ないものが多い。店頭に並んでから、LumiLiaでは改めて斬らせて頂こうと思う。



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