2010年Q3アニメレビュー

2010年07月28日 22:18

今年もこの季節がやってまいりました。あと1クール新番をこなすと、もう新年なんだぜ…?

Q3と言うと、力が入っているQ2の1クールアニメが終わった反動もあり10月までの繋ぎ扱いという、いささか厳しめのバイアスがかかっているように感じます。
これはいささか作品に恵まれず、あまり視聴継続する気が起きなかった06、07、08年からの傾向ですが、昨年は化物語が全てをぶっ飛ばしてくれました。
アニメ量産期から随分作品数も減りましたが、果たして今年も凝縮の傾向は続くのでしょうか?

視聴環境周りのことを書いておくと、管理人のリアル事情が忙しくなったため、全ての作品に対し「録画→週末消化」のスタイルが定着しました。
今期はほとんど作品の下調べをする暇がなく、「とらドラデザ」「最近好調なJ.C.STAFF」という要素のみで放送前は偶然目にしたオオカミさんのみを期待作として位置付け…
果たして予想はいかに…!?

※部分更新のみで随分時間が過ぎてしまったため、総括は省略の上で公開しています。

■アマガミ  王道の学園ストーリーと変態シチュが生み出すカオス
初っ端から伊藤静無双でした。王道を敢えて外す変化球的な作品が多くなったこの時代に鉄板ネタの学園で来ましたね…
と書いたのが第1話。
…と思ったら拘束ラーメンプレイやら、膝裏ペロペロなど、
いきなりハイレベルな変態プレイが展開されているのですが?

(第3話)
いいぞもっとやれ。

丁寧な作画とまったりとした雰囲気に、予想を超えるシチュエーションを体現するアマガミ、管理人は萌え豚視点から大変ポジティブに見ている。ニヤニヤ作品典型例。

本作はヒロイン毎にストーリーが展開されていくオムニバスストーリーになっており、ルートが切り替わる度、人間関係や時間軸がリセットされる。
この方式はアニメとしては新鮮で、視聴していても"確定したルート"という安心感がある。もちろん見方を変えれば、不確実性がない分、ゆとり向きとも言えそうではあるが、下手な展開にされるよりは余程マシである。現状、企業・視聴者双方にとってプラスになる方式だと考える。
また、こうしてヒロインのルートが展開される中で、他のヒロインの日常が描かれているのだが、この描写が別ヒロインの魅力を引き立てており、新たなルートへの期待を膨らませる。管理人は早く妹ルートが見たくてしょうがない。我々視聴者にとってはモチベーションになるように思う。


■伝説の勇者の伝説  放送時間に恵まれぬ
何より初めに言うべきことは、OPとEDに恵まれている作品だということ。結城アイラ、Ceuiと「sola」を想起させる、シングル購入確定の組み合わせであった。

次に、AVオタ視点で映像や音に注目出来る。
本作は他の作品と比べても音が良いように思う。アイキャッチのシーンで流れる音は低音が思いのほか鳴り響き、剣で戦うシーンでは臨場感ある効果音が展開される。
映像はハイビジョンで、色作りもデジタル的特徴を持っている。アマガミが淡い色遣いとすれば、本作はデジタルエフェクトを用いた彩度の高い色が多く使用されており、高性能なテレビならば、映像補正機能をフルに生かしてより一層楽しむことが出来るだろう。もちろん、こんなところに力が入っていても一般受けはしない。

3点目、放送時間。
アマガミとストライクウィッチーズの板挟みとか、テレ東の担当者はアホですか?
この影響で貴重な視聴層が分散、もとい逃げていると思う。

最後にシナリオ。1話は突然よくわからない展開から始まって、2話から過去に遡って話が進んでゆく構成。
アルファ・スティグマや魔法の関係等、未だ把握できていない点が多々あるが、話の流れがしっかりしていることもあり、今のところ引き込まれるように見ている。
それなりに評価している…状態ではあるが、本作の制作会社ゼクシズは思い返せば「ムシウタ」「護くんに女神の祝福を!」を始めとして大量のトラウマが存在する。それらと比較すると現状まともな作品に仕上がっていると言えるが、今後の展開に対し、やや不安を織り込みたい。


■オオカミさんと七人の仲間たち 実際には八人の仲間たち
伊藤静無双第2弾。おとぎ話をパロったキャラクターやストーリーが特徴的な作品。

良いと思う点はキャラデザ。とらドラを思い起こさせるデザで、管理人の好みです。ブヒィ。
まったりとした雰囲気が魅力ではなかろうか。
キャラクターでいえば乙姫さんが好み。

OPはMay'nが担当。原作未読ながら、1話OPが流れた時点でネタバレしていたのはご愛嬌か。
EDの方がB級的な意味で中毒性があると思う。

ところでこの作品、タイトルには「7人の~」とあるが、実は御伽銀行のメンバーを数えると8人いるのにお気づきだろうか。なんだろうと思って調べてみたところ、浦島と乙姫が合体しているから1人扱いなのだそうだ。なるほど、察した。
でも、それでも━━━━本作はやっぱり8人である。

…この作品には大きな欠点がある。ナレーションが作品をぶち壊しにしているのだ。
この作品のナレーションは他の作品とは一味も二味も違う。キャラクターの台詞と平気で被るし、視聴者が疑問に感じそうな点を長々と詳細に語ってくれるのだ。
要するに、アニメで「絵本」が展開されている。新たな試みと言えば聞こえは良いが、なんでもかんでも解説してくれるその有様は、現代のゆとりに思考を合わせたかのようで不快だ。
全て声に出して本を読んでいる、そんな印象。しかし、そんなのは小学生まででいい。これを戦略と言うのなら、詰めが足りない。
加えて、神の視点の存在がキャラクターへの感情移入を阻害している。意外なる8人目の存在。
猛烈にディスってみたが、1話は許容範囲、2話で限界を超えたポイントでした。けれどもちゃっかり視聴は続けちゃってます。

画質は番宣HD、本放送はSDコンポネスクイーズという詐欺具合。AT-X、MX共に同じソースのHDCAM納入。


■学園黙示録TOHD  おっぱい>>>ビッチ>ゾンビ
日本版バイオハザード。そこかしこで言われているように、メインヒロインのビッチ臭が半端ないが、「女性とは利己的に生きる生物」という考えの立場から見れば、なんだかすごく親近感が沸いてくる気がしないだろうか。
個人的に評価したいのは躍動感のある動きだ。絵コンテが良い。カメラアングルが多面的で、走るシーンや屋上をぐるっと見渡すシーンは評価すべき点だろう。静と動が巧く混ぜ合わさっており、作品を引き立てている。

キャラクターにも魅力がある。全体的におっぱいですが。沙耶はおっぱいは当然として眼鏡も良いし、勇者王(コータ)の2話「ガッチャ!」は惚れそうになりました。
画質は残念ながら全局コンポーネントアプコン放送。

なお、一部のサイトのミスにより誤解が広がっている可能性があるので指摘しておきたいが、本作はAT-X、地上波共に修正が施されており、ソースに差はない。AT-Xで先行放送されたCMのみ、本放送にはない無修正シーンが一部収録されている。



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