2010年09月20日 13:47
用途は、鯖のTS録画用。
本記事では購入報告と共に、本HDDの感想を述べたい。
昨今の2TBモデルHDDの取り巻く環境として、鉄板機種が存在しないことが挙げられる。
管理人は下調べとして2ch自作PC板のHDD関連スレを当たっているが、どのメーカーでも一定数の不具合が報告されており、この機種を買っておけば良いというものは存在しなかった。
WD20EARSは現在2TBモデルの中で最も低価格でありながら、低速病という原因不明の速度低下の不具合が存在し、この点は購入あたって最も大きいリスクと感じる部分であった。
でありながらも、WD20EARSを選択した理由は他の主要メーカーに比べ1,000円弱安かったことである。価格は重要なインセンティブであった。
2chによると、初期不良を見極めるためにも、運用前に以下のような処理が必要なようだ。
・お手軽フォーマット ⇒通常フォーマットのみ(読み取り検査すら不必要なら、クイックフォーマットのみ)
・中庸フォーマット ⇒Data Lifeguard DiagnosticsでExtended Test→クイックフォーマット
・念入りフォーマット ⇒Extended Test→Write Zeros(ゼロフィル)→Extended Test→クイックフォーマット
管理人はWDの専用ツールを用いる中庸フォーマットを行った。
通常フォーマットと同時間で終わり、公式ツールを用いる信頼性を考えると、手間と時間の両立が出来ている点で中庸フォーマットをお薦めしたい。
■ベンチマーク 低速病は特に発生せず
懸念していた低速病は発症しておらず、大体性能通りの速度が出ている。
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CrystalDiskMark 3.0 (C) 2007-2010 hiyohiyo
Crystal Dew World : http://crystalmark.info/
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* MB/s = 1,000,000 byte/s [SATA/300 = 300,000,000 byte/s]
Sequential Read : 130.000 MB/s
Sequential Write : 128.250 MB/s
Random Read 512KB : 41.748 MB/s
Random Write 512KB : 77.456 MB/s
Random Read 4KB (QD=1) : 0.541 MB/s [ 132.0 IOPS]
Random Write 4KB (QD=1) : 1.128 MB/s [ 275.3 IOPS]
Random Read 4KB (QD=32) : 1.817 MB/s [ 443.7 IOPS]
Random Write 4KB (QD=32) : 1.161 MB/s [ 283.5 IOPS]
Test : 1000 MB [E: 0.0% (0.1/1863.0 GB)] (x5)
Date : 2010/09/12 0:44:46
OS : Windows 7 Ultimate Edition [6.1 Build 7600] (x86)
個人的に大変気に入ったのは振動が少なく、音が静かな点だ。少なくとも、管理人が所有している3.5インチHDDの中では最も静かである。
また、回転数が5,400rpmと少なくとも、シーケンシャルリードは130Mと、一世代前の7,200rpmモデルと同レベルの速度が出ている。
性能ではSSDにもはや叶わない以上、省電力静音の方向に至ったのは正しい方向と考える。
■特に問題なく動いたWD Caviar Green
静音性も高く、今のところ快適に録画出来ている。
他の環境で正常に動作するかは当然保証しないが、CPに優れた良いHDDだと思う。
今回はWD20EARSにて、"問題がなかった"ことを記事とした。今後もし速度低下の症状が起きた際には真っ先にこの記事に追記したい。
参考までに、マザボは GIGABYTE GA-H55-USB3、OSはWindows7(32bit)である。
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