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2010Q2アニメレビュー +α

2010年05月03日 21:52

3月後半から急に日常が慌ただしくなり、新番アニメシーズンにもかかわらずリアルタイムでまともに見る体力を確保できない状況です。
リアルタイムで見たものはたまにtwitterで叫んでたりするが、考えをまとめて置くスペースとして、取り急ぎ新番組のレビューを試みていきたい。

今期の管理人期待作は「Angel Beats!」「けいおん!!」といういかにもメジャーな二本柱。それに加えてマングローブの「さらい屋五葉」だ。ほかは正直調べる時間が取れなかった。
マングローブは昨年のブラックスミスでのがっかりぶりが半端なかったので、サムライチャンプルー臭がなんとなくする今作で巻き返しを図ってほしい所。

※更新終了 
■B型H系  ★×→5
初番手にして、いきなりぶっとんだ展開で来たな…という感じ。
もう、なんというかゆかりん成分が凄い。
能登とか、あさぽんとか普通に聞いてて分かってしまうな。

イメージとして、キモオタの妄想が具現化したような作品だと思う。その一方でおにゃのこ山田の思考は今のご時世を考えると、リアルなのかもしれない。オタ的に許されない気がするが。
画質もHVで文句なし。

後日見直していたら、この作品かなり面白い気がしてきた。ついにとち狂ったか…とか疲れてるんだな…とか思わないでくれよ!
ハルフィルムメーカーって風景描写を組み合わせや、キャラクターの心情をしっとりと視聴者の心に沁み渡らせる演出が巧いと思う一方で、テンポとかには欠けているイメージがあった。が、B型H系はその弱点を克服して、今まで以上に長所が相乗効果となって退屈せず見ることが出来る。この世界観、悪くない。


■いちばんうしろの大魔王 ★×6
もう管理人が何を言いたいか予想しているかもしれないが、初めに言わせてくれ。

itibanushi.jpg

テロップデカすぎワロタ

まさかのダークホース。
テンポ良く場面が移り変わるのは面白い話の条件の一つだと思うが、視聴者の理解・予想を斜め上に突き抜けて次々と展開されるとさらに楽しめるのだ。
大魔王1話はまさにそれで、カオスな展開っぷりに終始爆笑していた。

作画も良く動いていて、非常に娯楽となる作品だと感じた。
頭を空っぽにして見るのに向いてると思う。

赤髪電波ちゃん×愛生の声のマッチングも神懸かり的だった。
絵柄はけんぷファーチックで、眼がブラックスミスっぽい。
今後崩れないことを祈るが、視聴決定。


■WORKING!!  ★×4
「どこかで見たことあるか?」と錯覚させかねない日常まったり系萌えアニメ。
うーーーん、管理人とは相性が悪いようです。

女の子にはそれぞれ記号の羅列の如く「設定」が詰まっていて、主人公の姿ははなまる主人公と被る。
もう少し見れば面白くなるのだろうか、不安だ。
誰か、WORKING!ならではの良さを教えてください。


■Angel Beats!  ★×5
期待作というより、話題作の印象の強い本作。
かなり特殊な世界観に閉じ込めてきたなぁ、というのが視聴後の感想。
おそらく数週間見ているうちにこの世界観に慣れてしまったら、相手の術中にはまったということだろうか
正直、現状ではなんとも言えません。
ちなみに管理人は新しい設定や試みはそれなりに好きだし、アニメ業界にとっても意味あることだと思ってます。そういう意味でも期待しています。

OP曲は今期1番ではなかろうか。青、緑といった淡い色遣いに加え、随所で聞こえるピアノの音が本当に綺麗。


■迷い猫オーバーラン!  ★×?
あれ?どっかで聞いたことある声だぞ?(第一声

インなんとかさんじゃないっすか!
ビリビリさんに変態さんじゃないっすか!
ゆ、ゆーっ、ユアアーッ!! ユアーッ!!
ほ、ほーっ、ホアアーッ!! ホアーッ!!

すまん、無理っす。
佐天さんと梓の声が聞けるから…なんて頑張ってプラスの方向に考えていたが、それ以上に話に付いていけない。いわゆる乃木坂系アニメだァコイツは。

あと、私だけかもしれないが、佐天さんとインデックスの教室の会話シーンで「今日という今日は言わせてもらうけど」という台詞があったが、この台詞聞くと凄く萎えるのは自分だけだろうか。


■けいおん!!  ★×5
前期に引き続き、まったりと和める世界観は健在。
コントラストが高く、色が楽しめるアニメだと思う。

OPは一期より大人びた感じ。メンバーを中心にグルグルと回るカメラワークは、モーションフロースムーズの設定で破綻する程に良く動いている。この辺はさすが京アニといったところだが、随所に3Dが使われていて劇場版ハルヒで得たノウハウの恩恵を受けたのかな?と感じる面があった。

あと、あずにゃんは相変わらず天使だ。

最後に忘れてはいけない。1期と比べて何より一番変わったのは、HV放映しているところだろう。
なお、BS-TBSの1期再放送が糞画質なあたり、さすがTBSだと思った。


■荒川アンダー ザ ブリッジ  ★×4
シュールな電波系ギャグアニメ。
ニノさんが真綾さんだったりと惹かれる所はあるが、正直話自体は管理人の感性とは合わない感じ。

あとOPは凄い。「ぱにぽに」あたりを手掛けてきたシャフトっぽくもあり、他方オサレ具合では「NHKにようこそ!」を思い出した。
歌が電波すぎて、絶対カラオケで歌いきるのが苦労する曲だと思う。


■会長はメイド様!  ★×4
制服黄緑はねェよ!
ずっと思ってたんだが、少女漫画って意味不明に「努力してないのに学年一位」「学年二位のヒロイン」「生徒会長」とかの設定多くないか?
この作品もそんなテンプレートの枠に入った一員であるように思える。
「イライラ」「ズンズン」等擬音、擬態語表現を文字で表現する演出が多用されていて、その分動きが少ない。髪の毛とかは動くのに画面を広く動くカットが極めて少ない、若干の手抜き感が感じられる作品である。


■閃光のナイトレイド  ★×4
舞台は中国、能力者の存在、軍の思惑が錯綜する世界観、そして安定した作画。優等生である。しかし、
この作品には魅力的なヒロインという要素が足りないと思う。
いや、一応おにゃのこはいましたけどね?

HV画質で全体的に暗いシーンが多いながらも細かく書き込みがされているため、AV環境に気を使っている人程満足度の高い画質で見れる作品だと思う。


■さらい屋 五葉  ★×4
マングローブがようやく得意なテリトリーで本気を出した?感がある作品。
作画や丁寧な作り込みは評価できる一方で、次週に対する期待や、いまいちガッチリ心を掴む要素が得られないのも事実。

こちらもナイトレイドと同じくHV画質で、明暗のはっきりしたシーンが多いため、しっかりしたディスプレイで見た方が楽しめるだろうと思う。共通して言えることだが、こういった細かな部分に注目したくなる作品は、モーションフローを適用することなく、カタカタとした"本来の24fpsの画"で楽しみたくなる作品である。


■総括
実はこうして総括を書いているのが6月下旬と、「もう終わりじゃねぇか!」というブロガーとしてあるまじき事態である。
残る作品として「四畳半神話体系」や「恋姫無双」等があったが、録画はしつつも見る機会がなく時間が過ぎ去ってしまった。
なので、これまでに書いた上記10作品が今期チェック作品と言うことになる。
数値的にはいちばんうしろの大魔王が★×6とトップを付けたが、これは期待評価との差や勢いを評価して付けた面が大きく、作品に対する絶対的な安定性や期待値では順当に「けいおん!!」「Angel Beats!」の2作品が主力だと考えている。いずれにせよ週2本、火曜金曜に楽しみが控えているのは、社会人にとってなかなかバランスの良い組み合わせではないだろうか。


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