2010年02月05日 01:18
結局見に行ってしまった、劇場版なのは及びFateのレビュー。なのは編。
ちゃっかり映画トレンドに乗ってしまっている自分が嫌になります。
~魔法少女リリカルなのは The MOVIE 1st~
期待を上回る出来と最悪の上映システム 72点
池袋シネ・リーブルにてリリカルなのはを視聴した。
魔法少女リリカルなのはは3期まで制作されており、時系列10年に渡って広く物語が展開されている。
今回の劇場版は、アニメの1期を要約して、放映時にカバーし切れていなかった設定も細かく詰めた、という作品。
知らない人からは「萌え豚乙」と思われ、オタクからは「なのは厨乙」と敬遠される何かと板挟みな当シリーズだが、本作の出来は意外といっていいぐらい良いものであった。
以降詳細レビュー、ネタバレ含。
※あまりにも読みにくい文章だったため、2/5昼ごろ再更新しました
ちゃっかり映画トレンドに乗ってしまっている自分が嫌になります。
~魔法少女リリカルなのは The MOVIE 1st~
期待を上回る出来と最悪の上映システム 72点
池袋シネ・リーブルにてリリカルなのはを視聴した。
魔法少女リリカルなのはは3期まで制作されており、時系列10年に渡って広く物語が展開されている。
今回の劇場版は、アニメの1期を要約して、放映時にカバーし切れていなかった設定も細かく詰めた、という作品。
知らない人からは「萌え豚乙」と思われ、オタクからは「なのは厨乙」と敬遠される何かと板挟みな当シリーズだが、本作の出来は意外といっていいぐらい良いものであった。
ネタばれのない本旨要約:
期待していなかった割に出来は良いと感じたが、劇場対応・上映システムが糞につきCP悪し。
もし見に行くのならネット予約等が出来る劇場で事前準備を万全にすべし。(でなければBD版まで待つ方が良いだろう)
・劇場版クオリティの作画、萌えと燃えの程良い調和が見事
・初見組にオススメ
以降詳細レビュー、ネタバレ含。
※あまりにも読みにくい文章だったため、2/5昼ごろ再更新しました
■萌えと燃えの調和は健在
内容は、良い出来だと言ってよいだろう。特に構成が巧く、Fateと違い「掴みどころがわかっている」印象があった。
「リンカーコア」の説明など2期以降に出てきた設定も登場して整合性が取られていたり、レイジング・ハートがとてもよく喋っていていい子だったりと、きっちり放映版では説明が足りなかった点も補完されていた。
萌えについても露出度が高いシーンや変身シーンも劇場版クオリティに仕上がっており、大いに堪能させて貰った。
艦長が角砂糖をお茶に放り込むシーン等、クスリと出来る描写も健在。(余談だが、艦長の肢体は美しい……。えぇ。妖精だったなんて知りませんでした)
戦闘シーンもかなりの大迫力で、画面中を動き回るフェイトとなのはの打ち合いは大変楽しめた。
特になのはがSLBを打つシーンは放映版を越す熱さで、もうこれのためにお金払ったと言って良いぐらいだと感じた。
台詞回しでは、なのはさんの魔王っぷりが印象深い。
フェイトとなのはの戦闘シーンにて、
なのは「友達になりたいんだ」
フェイト「……」
なんて会話の直後にディバインバスターを砲撃してダメージを与えた後に、魔法で拘束した状態でスターライトブレイカー砲撃、フェイト轟沈。
→なのはが海から助けて、一声目 「ごめんね、大丈夫?」
吹きました。いや、大丈夫じゃないだろw
ただ個人的には、挿入歌がかかるタイミングや、フェイトとプリシアの離別や最後の会話等は、放映版の方が心が震えた。
1期ではあった間が非常にコンパクトになっており、フェイトが立ち直る瞬間や思い切りが淡白に見えたからだと思う。
このように、もう少し巧くできたかな?と感じる部分はあったものの、全体を通じて、これ以上巧く構成しようがないレベルにはなっているようと思った。
萌え豚としても、ストーリーを見るアニオタとしても、それなりに楽しめる点が、なのはの良いところだと改めて感じた。
■あなたは何期組?
なのはのアニメは3期に渡って制作されているが、どの期から入ったかで消費者の印象やタイプの構成に偏りがあるのではないだろうか。
例えば管理人の場合、なのはは放送当初からかなりハマっていたクチだ。
アニメ1期もリアルタイム組で、初めは消えてしまった北都南に涙し、6話以降の予想以上の熱いバトルに心惹かれ、12話の挿入歌回や最終回の見事な締めに、高揚感と感動を覚えていた。
2期が始まった時も同様で、燃えと萌えを巧く混ぜたこの作品が大好きだったのだが、2期の放送が終わり、時間が経つと共に熱は冷めていく…というパターンで、あくまでアニメ本編を純粋に楽しんでいた組だった。
そのような背景もあって、今回の劇場版もどうしても放映アニメ版と比べてしまった節がある。
話を戻そう。なのはの劇場版に対する感じ方は人それぞれだが、それを分解すると初めて見たクールによって、例えばA'sから入った人はなのはを燃えアニメと感じる部分が強く、それ故どれだけ燃える要素が多かったかといった部分で評価し、また1期組は自然と1期と比較しながら見てしまうような所があったのではないだろうか。
■萌え豚編 フェイト再考
話にのめり込む一方で、管理人は変身シーンや露出度の高いシーンでは、にやつきを隠せなかった。家だったら声を上げていただろう。
「ブヒィィィィ」まさに萌え豚であった。
本題に入るが、
フェイトを見ていると猛烈に嗜虐性を刺激されるんですが、管理人だけでしょうか?
プリシアに罰を受けているシーンを見て「俺も一緒にいじめさせてくれ!」的なことを考えてしまうのはオタの本能によるものなのか?
そもそも、なのはとフェイトでどちらかが人気か、といえばおそらくフェイトに人気があると思うが、(統計をとっていないので正確ではないが、萌えキャラランキングあたりを見るとその結論に至る)それはなぜなのだろう。
ジャケットの露出度が高いから? ━━エロに直球すぎる
声が良いから? ━━水樹キャラだから好きだという意見もあまり聞かない
年齢は ━━同じだ
…とすると、性格だろうか。なのはは強いが、フェイトは弱い。
あの弱々しさが、人間の本能をくすぐっているのではなかろうか?
■劇場環境及び上映システムは最低
今回は池袋のシネ・リーブルで視聴した。新宿ミラノ1はスクリーンサイズこそ大きいものの、音響環境が致命的に悪く、回避したためだ。
感想はまさに死ねリーブル。
ネット予約が出来る現代に逆行したこの糞上映対応は特筆ものですね!すっごい並んだよ!
本当はFateと同じ日に2本続けてみようと思い朝から並んだが、結局上映時間に間に合わず列を抜ける羽目になった。
これから見る人がもしいるなら、くれぐれもネット予約が可能な劇場で見ることをお勧めする。調べていないが、仮にないのなら、BDが出るまで待つべきだ。
シネ・リーブルの上映設備もいまいち。スクリーンが上側にあるため、やはり首が痛くなる。
音響は悪くない。サラウンド感もあるし音の定位がきちんとわかった。
■総括 対費用効果の悪さが気になる映画
結果として今作は、「見て損した」なんて感想は決して抱かないが、劇場の設備も考えると、「BD版を家で見た方が良かったかもしれない」と真剣に思わせるレベルであった。
1,2時間並んでチケットを取ることも考えれば確実にオーバーバリューだ。
何よりこの効率性を一切無視した上映システムが、消費者を甘く見る企業の態度のようで腹が立つ。
この点は涼宮ハルヒやFateを大いに見習うべきだ。
今回のタイトルは1stになっているが、間違いなく2ndが出るだろう。A'sとStSの間のストーリーなんかを作って補完してくれると、間違いなく売れそうだ。個人的にも気になる。
また、初見組に合う映画だとも思った。フェイトの境遇は初めて知れば衝撃を受けるし、設定も本作だけで充分理解が追いつく。
しかし、初見組を遠ざけてしまいかねないこの混み具合、上映システムを見るに、なおさら落胆する管理人であった。
・最後に吹き出した2chレスをコピペ
・新ジャンル なのは経済学
オークションで特典フィルムに53万の値段が付いたことといい、毎度のコミケの荒れっぷりといい、色々と話題になっているなのは信者だが、彼らの消費行動は巧く分解すれば、オタク市場の共通モデルとして定式化できるのではないだろうか。
極めて特殊な魅力を持つ財をなのは財NとしてNのみが市場に存在すると仮定を置くと、
・需要価格弾力性が0に漸近する
・予算制約線が存在しない
・消費性向0.99(?
・供給サイド偏重? 数値化及び最適な資源配分が難解
誰かFNモデル作ろうぜ!(゚∀゚)
内容は、良い出来だと言ってよいだろう。特に構成が巧く、Fateと違い「掴みどころがわかっている」印象があった。
「リンカーコア」の説明など2期以降に出てきた設定も登場して整合性が取られていたり、レイジング・ハートがとてもよく喋っていていい子だったりと、きっちり放映版では説明が足りなかった点も補完されていた。
萌えについても露出度が高いシーンや変身シーンも劇場版クオリティに仕上がっており、大いに堪能させて貰った。
艦長が角砂糖をお茶に放り込むシーン等、クスリと出来る描写も健在。(余談だが、艦長の肢体は美しい……。えぇ。妖精だったなんて知りませんでした)
戦闘シーンもかなりの大迫力で、画面中を動き回るフェイトとなのはの打ち合いは大変楽しめた。
特になのはがSLBを打つシーンは放映版を越す熱さで、もうこれのためにお金払ったと言って良いぐらいだと感じた。
台詞回しでは、なのはさんの魔王っぷりが印象深い。
フェイトとなのはの戦闘シーンにて、
なのは「友達になりたいんだ」
フェイト「……」
なんて会話の直後にディバインバスターを砲撃してダメージを与えた後に、魔法で拘束した状態でスターライトブレイカー砲撃、フェイト轟沈。
→なのはが海から助けて、一声目 「ごめんね、大丈夫?」
吹きました。いや、大丈夫じゃないだろw
ただ個人的には、挿入歌がかかるタイミングや、フェイトとプリシアの離別や最後の会話等は、放映版の方が心が震えた。
1期ではあった間が非常にコンパクトになっており、フェイトが立ち直る瞬間や思い切りが淡白に見えたからだと思う。
このように、もう少し巧くできたかな?と感じる部分はあったものの、全体を通じて、これ以上巧く構成しようがないレベルにはなっているようと思った。
萌え豚としても、ストーリーを見るアニオタとしても、それなりに楽しめる点が、なのはの良いところだと改めて感じた。
■あなたは何期組?
なのはのアニメは3期に渡って制作されているが、どの期から入ったかで消費者の印象やタイプの構成に偏りがあるのではないだろうか。
例えば管理人の場合、なのはは放送当初からかなりハマっていたクチだ。
アニメ1期もリアルタイム組で、初めは消えてしまった北都南に涙し、6話以降の予想以上の熱いバトルに心惹かれ、12話の挿入歌回や最終回の見事な締めに、高揚感と感動を覚えていた。
2期が始まった時も同様で、燃えと萌えを巧く混ぜたこの作品が大好きだったのだが、2期の放送が終わり、時間が経つと共に熱は冷めていく…というパターンで、あくまでアニメ本編を純粋に楽しんでいた組だった。
そのような背景もあって、今回の劇場版もどうしても放映アニメ版と比べてしまった節がある。
話を戻そう。なのはの劇場版に対する感じ方は人それぞれだが、それを分解すると初めて見たクールによって、例えばA'sから入った人はなのはを燃えアニメと感じる部分が強く、それ故どれだけ燃える要素が多かったかといった部分で評価し、また1期組は自然と1期と比較しながら見てしまうような所があったのではないだろうか。
■萌え豚編 フェイト再考
話にのめり込む一方で、管理人は変身シーンや露出度の高いシーンでは、にやつきを隠せなかった。家だったら声を上げていただろう。
「ブヒィィィィ」まさに萌え豚であった。
本題に入るが、
フェイトを見ていると猛烈に嗜虐性を刺激されるんですが、管理人だけでしょうか?
プリシアに罰を受けているシーンを見て「俺も一緒にいじめさせてくれ!」的なことを考えてしまうのはオタの本能によるものなのか?
そもそも、なのはとフェイトでどちらかが人気か、といえばおそらくフェイトに人気があると思うが、(統計をとっていないので正確ではないが、萌えキャラランキングあたりを見るとその結論に至る)それはなぜなのだろう。
ジャケットの露出度が高いから? ━━エロに直球すぎる
声が良いから? ━━水樹キャラだから好きだという意見もあまり聞かない
年齢は ━━同じだ
…とすると、性格だろうか。なのはは強いが、フェイトは弱い。
あの弱々しさが、人間の本能をくすぐっているのではなかろうか?
■劇場環境及び上映システムは最低
今回は池袋のシネ・リーブルで視聴した。新宿ミラノ1はスクリーンサイズこそ大きいものの、音響環境が致命的に悪く、回避したためだ。
感想はまさに死ねリーブル。
ネット予約が出来る現代に逆行したこの糞上映対応は特筆ものですね!すっごい並んだよ!
本当はFateと同じ日に2本続けてみようと思い朝から並んだが、結局上映時間に間に合わず列を抜ける羽目になった。
これから見る人がもしいるなら、くれぐれもネット予約が可能な劇場で見ることをお勧めする。調べていないが、仮にないのなら、BDが出るまで待つべきだ。
シネ・リーブルの上映設備もいまいち。スクリーンが上側にあるため、やはり首が痛くなる。
音響は悪くない。サラウンド感もあるし音の定位がきちんとわかった。
■総括 対費用効果の悪さが気になる映画
結果として今作は、「見て損した」なんて感想は決して抱かないが、劇場の設備も考えると、「BD版を家で見た方が良かったかもしれない」と真剣に思わせるレベルであった。
1,2時間並んでチケットを取ることも考えれば確実にオーバーバリューだ。
何よりこの効率性を一切無視した上映システムが、消費者を甘く見る企業の態度のようで腹が立つ。
この点は涼宮ハルヒやFateを大いに見習うべきだ。
今回のタイトルは1stになっているが、間違いなく2ndが出るだろう。A'sとStSの間のストーリーなんかを作って補完してくれると、間違いなく売れそうだ。個人的にも気になる。
また、初見組に合う映画だとも思った。フェイトの境遇は初めて知れば衝撃を受けるし、設定も本作だけで充分理解が追いつく。
しかし、初見組を遠ざけてしまいかねないこの混み具合、上映システムを見るに、なおさら落胆する管理人であった。
・最後に吹き出した2chレスをコピペ
128 名前:見ろ!名無しがゴミのようだ![sage] 投稿日:2010/02/01(月) 05:41:42 ID:6zOx6S2F
俺「タイトル言うの恥ずかしくないよとか…恥ずかしいにきまってるお…もしもしー」
受付「はい、シネ・リーブル池袋です」
俺「あの…劇場特典ポスターまだあまってますかね?リリカル…なんとかっていうやつの…」
受付「なまえをよんで」
俺「えっ…?」
受付「はじめはそれだけでいいの、1月23日にやる映画とか、ポスターつきの映画とかじゃなくて
ちゃんと電話の相手にきこえるように、はっきり欲しい前売り券のなまえを言うの」
受付「劇場特典ポスターがある映画はリリカルなのは、なのはだよ!」
俺「なの…は…」
受付「うん、そう!」
俺「なのは」
受付「うん…」
俺「なのは…!なのはの前売り券の特典ポスター、まだありますかっ!」
受付「申し訳ございません、こちらすでに完売となっております」
俺「なのはーーーーーーーー!!!」
・新ジャンル なのは経済学
オークションで特典フィルムに53万の値段が付いたことといい、毎度のコミケの荒れっぷりといい、色々と話題になっているなのは信者だが、彼らの消費行動は巧く分解すれば、オタク市場の共通モデルとして定式化できるのではないだろうか。
極めて特殊な魅力を持つ財をなのは財NとしてNのみが市場に存在すると仮定を置くと、
・需要価格弾力性が0に漸近する
・予算制約線が存在しない
・消費性向0.99(?
・供給サイド偏重? 数値化及び最適な資源配分が難解
誰かFNモデル作ろうぜ!(゚∀゚)
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