2009年11月24日 03:17
NHK 紅白歌合戦 出場歌手

……思った以上に世間にアニソンは浸透しているのかもしれない、と思わせるこのニュース。
今やオタクならば知らないものはいない、声優兼アニソン歌手の水樹奈々が紅白歌合戦に出場することが決定した。
今年週刊オリコンチャートで初の1位を取り、NHKのMUSIC JAPANに出演、紅白デジタル応援隊にも選ばれており、妥当な結果といえるだろう。
素直に賛辞を贈りたい。
とはいえ、紅白に出場できる形になったのは、一重にNHKのチーフプロデューサー、石原真氏(→Wikipedia)の存在が大きいのではないかと推測する。
石原氏はNHKのチーフプロデューサーで、過去に紅白歌合戦のプロデューサーを歴任しており、あのMUSIC JAPANのプロデューサーもしている、なかなか凄い人である。今年の紅白でも、週刊文春の紅白関連記事にて「今年度の紅白プロデューサーがMUSIC JAPANも担当している」との記載があったので、相変わらず関わっているようだ。
石原氏に関する話題と言えば、MUSIC JAPANのアニソンSP.が挙げられるだろう。
水樹奈々、茅原実里を初めとして凄まじい豪華な面子を用意し、かつテレビでは4回も放送されており、相当熱が入った企画だと言える。
第2回目の放送も決定し成功していると思われるこの企画だが、そもそもなぜ今年、MUSIC JAPANでアニソン特集が組まれたのだろうか?
それには、2つの理由が考えられると思う。
1つ目は、個人の意思という観点。石原氏自身が正当な方法で、アニソンがより世間に認知されるよう努力しているからではないだろうか。
石原氏はこの記事を見る限り、結構なアニメ好きと推定する。
今までアニソンに関係する特集で、まともに取り上げられていたものは大変少なかったように思う。一アニメ好きとして、一制作者として、思う所があったのではないだろうか。
2つ目は収益の観点。お茶の間を盛り上げることのできるコンテンツが少なくなり(マンネリ化)、結果優先順位が上がる形でアニソンに陽が当たった、というものだ。
ここ数年でミリオンセラーが圧倒的に少なくなり、アルバム、シングル共に市場規模が縮小しているのは既知の通りだ。その影響は音楽コンテンツを題材とした音楽番組にも影響する。テレビは新しいコンテンツを求めているわけだ。
そこでアニソンの登場である。しかしアニソンを特集として取りあげようにも、ステレオタイプなイメージを持っていたり、その聴きなれない曲調から疑問を持つスタッフがいるかもしれない。だが、アニソンは実績を出している。オリコンチャートで高いランクに来ているのだ。
…ということで、他の音楽ジャンルの売り上げが低迷する中で浮き出てきたアニソンは、マーケットポテンシャルを感じさせるジャンルであり、特集を組むに値する、という大義名分も作ることが出来るのだ。
つまり、「アニソンというジャンルをお茶の間に認知させる」「今、コンテンツ・ジャンルとして注目できるのがアニソン」という意味合いを込めて、紅白プロデューサーで影響力のある石原氏が、紅白歌合戦にアニソンアーティストの出演を押したのではないだろうか。
そして週刊オリコンチャート1位、そしてMUSIC JAPANにも2度出場し、アニソンSPの顔になりつつある水樹奈々を、出演者として押したのだと、推測する。
紅白が巧く行けば、歌手本人だけでなくアニソンというジャンルが地位を確立し、よりメジャーになっていくことだろう。
なお、紅白ではくれぐれも恥ずかしい行為をする客が出ないことを祈る。
余談だが、管理人は「桜高軽音部」の紅白出演を大穴で予想していました。

……思った以上に世間にアニソンは浸透しているのかもしれない、と思わせるこのニュース。
今やオタクならば知らないものはいない、声優兼アニソン歌手の水樹奈々が紅白歌合戦に出場することが決定した。
今年週刊オリコンチャートで初の1位を取り、NHKのMUSIC JAPANに出演、紅白デジタル応援隊にも選ばれており、妥当な結果といえるだろう。
素直に賛辞を贈りたい。
とはいえ、紅白に出場できる形になったのは、一重にNHKのチーフプロデューサー、石原真氏(→Wikipedia)の存在が大きいのではないかと推測する。
石原氏はNHKのチーフプロデューサーで、過去に紅白歌合戦のプロデューサーを歴任しており、あのMUSIC JAPANのプロデューサーもしている、なかなか凄い人である。今年の紅白でも、週刊文春の紅白関連記事にて「今年度の紅白プロデューサーがMUSIC JAPANも担当している」との記載があったので、相変わらず関わっているようだ。
石原氏に関する話題と言えば、MUSIC JAPANのアニソンSP.が挙げられるだろう。
水樹奈々、茅原実里を初めとして凄まじい豪華な面子を用意し、かつテレビでは4回も放送されており、相当熱が入った企画だと言える。
第2回目の放送も決定し成功していると思われるこの企画だが、そもそもなぜ今年、MUSIC JAPANでアニソン特集が組まれたのだろうか?
それには、2つの理由が考えられると思う。
1つ目は、個人の意思という観点。石原氏自身が正当な方法で、アニソンがより世間に認知されるよう努力しているからではないだろうか。
石原氏はこの記事を見る限り、結構なアニメ好きと推定する。
今までアニソンに関係する特集で、まともに取り上げられていたものは大変少なかったように思う。一アニメ好きとして、一制作者として、思う所があったのではないだろうか。
2つ目は収益の観点。お茶の間を盛り上げることのできるコンテンツが少なくなり(マンネリ化)、結果優先順位が上がる形でアニソンに陽が当たった、というものだ。
ここ数年でミリオンセラーが圧倒的に少なくなり、アルバム、シングル共に市場規模が縮小しているのは既知の通りだ。その影響は音楽コンテンツを題材とした音楽番組にも影響する。テレビは新しいコンテンツを求めているわけだ。
そこでアニソンの登場である。しかしアニソンを特集として取りあげようにも、ステレオタイプなイメージを持っていたり、その聴きなれない曲調から疑問を持つスタッフがいるかもしれない。だが、アニソンは実績を出している。オリコンチャートで高いランクに来ているのだ。
…ということで、他の音楽ジャンルの売り上げが低迷する中で浮き出てきたアニソンは、マーケットポテンシャルを感じさせるジャンルであり、特集を組むに値する、という大義名分も作ることが出来るのだ。
つまり、「アニソンというジャンルをお茶の間に認知させる」「今、コンテンツ・ジャンルとして注目できるのがアニソン」という意味合いを込めて、紅白プロデューサーで影響力のある石原氏が、紅白歌合戦にアニソンアーティストの出演を押したのではないだろうか。
そして週刊オリコンチャート1位、そしてMUSIC JAPANにも2度出場し、アニソンSPの顔になりつつある水樹奈々を、出演者として押したのだと、推測する。
紅白が巧く行けば、歌手本人だけでなくアニソンというジャンルが地位を確立し、よりメジャーになっていくことだろう。
なお、紅白ではくれぐれも恥ずかしい行為をする客が出ないことを祈る。
余談だが、管理人は「桜高軽音部」の紅白出演を大穴で予想していました。
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