2008年02月17日 01:30
オーガストから約二年ぶりに発売された『Fortune Arterial』。吸血鬼モノである。
相当売れたようだが(今年は黒字になっていることを祈る)果たして出来はどうか━━━━

以下感想、ネタバレ有り。
相当売れたようだが(今年は黒字になっていることを祈る)果たして出来はどうか━━━━

以下感想、ネタバレ有り。
評価→【79点】
期待を裏切ることのない、良作だった。
各要素が高水準に保たれており、さすが大手メーカーと言ったところ。
シナリオもさることながら、音楽やシステム部分にも注目したい。
個人的に衝撃的だったのはLiaが歌っていたこと。EDに入ってまったりしたのもつかの間、脊髄反射的に視聴モードに入った自分にも驚いた。
それでは、要素別に取り上げていく。
■Visual 質は前作以上?
CG、一言で表せば「べっかんこうクオリティ全開」なのは相変わらずだが、今作は塗りの技術の向上が特に顕著に感じられた。髪のグラデーションやらハイライトが前作に比べかなり丁寧になっていて、そのお陰でエロCGを中心に全体的な水準が上がっているように感じられた。EDのスタッフロールを見るとシルバー、パープルソフト、ケロQ…となるほど、結構な大手が集まっている。
反面、一部CGでパースが乱れていたりと、作り込みが甘いと感じざるを得ないCGも在った。特に悠木妹、骨折モノだろうアレは…これはカワギシケイタロウが消えてしまったせいなのか?
■Sound ボーカル曲は歌詞も良い
音楽も良い。BGM担当はactive planet、相変わらず音圧はしっかりしているが、個人的に印象に残る曲はあまりない。
パルスを聞くと『最果てのイマ』で使われていた効果音を思い出すのは私だけですかね
ボイスは音質に関して特筆することはないが、キャラクターとのマッチングの良さに驚かされる。
えりりんの声も巧いと思うし、白の声は聞いていてとにかく和む。伽耶様はとりあえず罵ってくれ
ボーカル曲は良曲揃い。特に赤い約束。
初めて聞いた時は歌が始まった瞬間に吹いた。なんという隠し玉を用意するんだ、恐るべしオーガスト。GJ過ぎるぜ。
それにしても名義が「Veil」になっているんですね。調べてみるとグループ名のようだが、赤い約束はLia一人で歌っているようだから、もしかしたらまたVeil曲が出てくるかもしれない。
ついでに後で買ったシングルに入っている方も前奏が本編と同じく2分以上あってこれも吹く
■System 動く演出は新鮮
システム部分もよく出来ている。
メニュー画面もマウスカーソルが自動で追ってくれたり、メッセージを進めてもボイスカットしない機能、ワイドスクリーン対応など見やすいながら便利な項目が揃えられている。特にエロシーン時ウインドウ縮小はいいアイディア。
演出もハイクオリティで、特に立ち絵の後ろに炎を上がらせる演出はしっかり動いていて巧いと感じた。
それとED。各ルートでスタイルが違うわけだが、きりきりEDのスタッフロールが縦書きスクロールで笑った
■Scenario オーガストに超展開がないだと……ッ
シナリオもよく作りこまれていた。オーガストといえば超展開という風潮が続いていたのだ(自分だけか)が、そのようなことをしなくとも充分レベルの高いものを作ることが出来るということを示してくれた。
伽耶様にはやられた、最後のルートまで姿は出さないでおいてあのグラは卑怯。
赤ツリ目ロリ、抜け目がないというか、素晴らしい。
それなのにエロがないとはなんたる仕打ち(ry
Trueルートでは真相が次々と解明されていくわけだが、前作ほどの深さはないにしても、次々と判明していく事実に息を呑んでプレイしていた。ただし、細かく突き詰めれば、伽耶様はなぜ、どうやって生まれたのかといった解消されなていない謎もいくつか残っている。
今作のシナリオにおいて日常シーンが退屈しなかったのは大きい。今までの作品では日常シーンで眠くなることが多々あったが今回はそのようなこともなかった。これはテキストだけでなく、登場キャラクターの数やバランスが非常に良いことも要因の一つだろう。オーガスト作品にしては男キャラクターが充実していて、かつそれぞれの性格も全く会話がより一層楽しめた。
それに主人公の性格もきちんと芯が通っているし、なかなかハイスペックだ。終盤は空気だったような印象がしなくもないが。
おまけも忘れてはいけない。きりきり編の目隠しプレイはマニアック過ぎて笑ってしまった。
そうそう、ラストの250本超のロウソクに火を灯すシーンだが、あれは(あのCG通りの差し位置で)本当にやると天井まで火が燃え上がる。
しかも、この流れは伽耶様の誕生日を祝うために実際にやりそうな人間がいそうだから怖い。
終わった後に「Fortune Arterial」のロゴを見返すと実にタイトルと合っていると感じられる。
■Others やはりブルマ(ry
その他要素で挙げれば、ユーザーハガキの質問事項がユニーク。すでに知っている人もいると思うが、まだ見ていない人は自ら確かめてほしい。そして伽耶様に××するためのファンディスクを所望すべし。
余談だが、初めて主人公の部屋に画面が切り替わった時、初めに認知したのがAQUOSとバロンチェアだった。
こんな感じでしょうか。
次回作はもう少し早く発売してくれるとありがたいですね。
期待を裏切ることのない、良作だった。
各要素が高水準に保たれており、さすが大手メーカーと言ったところ。
シナリオもさることながら、音楽やシステム部分にも注目したい。
個人的に衝撃的だったのはLiaが歌っていたこと。EDに入ってまったりしたのもつかの間、脊髄反射的に視聴モードに入った自分にも驚いた。
それでは、要素別に取り上げていく。
■Visual 質は前作以上?
CG、一言で表せば「べっかんこうクオリティ全開」なのは相変わらずだが、今作は塗りの技術の向上が特に顕著に感じられた。髪のグラデーションやらハイライトが前作に比べかなり丁寧になっていて、そのお陰でエロCGを中心に全体的な水準が上がっているように感じられた。EDのスタッフロールを見るとシルバー、パープルソフト、ケロQ…となるほど、結構な大手が集まっている。
反面、一部CGでパースが乱れていたりと、作り込みが甘いと感じざるを得ないCGも在った。特に悠木妹、骨折モノだろうアレは…これはカワギシケイタロウが消えてしまったせいなのか?
■Sound ボーカル曲は歌詞も良い
音楽も良い。BGM担当はactive planet、相変わらず音圧はしっかりしているが、個人的に印象に残る曲はあまりない。
パルスを聞くと『最果てのイマ』で使われていた効果音を思い出すのは私だけですかね
ボイスは音質に関して特筆することはないが、キャラクターとのマッチングの良さに驚かされる。
えりりんの声も巧いと思うし、白の声は聞いていてとにかく和む。伽耶様はとりあえず罵ってくれ
ボーカル曲は良曲揃い。特に赤い約束。
初めて聞いた時は歌が始まった瞬間に吹いた。なんという隠し玉を用意するんだ、恐るべしオーガスト。GJ過ぎるぜ。
それにしても名義が「Veil」になっているんですね。調べてみるとグループ名のようだが、赤い約束はLia一人で歌っているようだから、もしかしたらまたVeil曲が出てくるかもしれない。
ついでに後で買ったシングルに入っている方も前奏が本編と同じく2分以上あってこれも吹く
■System 動く演出は新鮮
システム部分もよく出来ている。
メニュー画面もマウスカーソルが自動で追ってくれたり、メッセージを進めてもボイスカットしない機能、ワイドスクリーン対応など見やすいながら便利な項目が揃えられている。特にエロシーン時ウインドウ縮小はいいアイディア。
演出もハイクオリティで、特に立ち絵の後ろに炎を上がらせる演出はしっかり動いていて巧いと感じた。
それとED。各ルートでスタイルが違うわけだが、きりきりEDのスタッフロールが縦書きスクロールで笑った
■Scenario オーガストに超展開がないだと……ッ
シナリオもよく作りこまれていた。オーガストといえば超展開という風潮が続いていたのだ(自分だけか)が、そのようなことをしなくとも充分レベルの高いものを作ることが出来るということを示してくれた。
伽耶様にはやられた、最後のルートまで姿は出さないでおいてあのグラは卑怯。
赤ツリ目ロリ、抜け目がないというか、素晴らしい。
それなのにエロがないとはなんたる仕打ち(ry
Trueルートでは真相が次々と解明されていくわけだが、前作ほどの深さはないにしても、次々と判明していく事実に息を呑んでプレイしていた。ただし、細かく突き詰めれば、伽耶様はなぜ、どうやって生まれたのかといった解消されなていない謎もいくつか残っている。
今作のシナリオにおいて日常シーンが退屈しなかったのは大きい。今までの作品では日常シーンで眠くなることが多々あったが今回はそのようなこともなかった。これはテキストだけでなく、登場キャラクターの数やバランスが非常に良いことも要因の一つだろう。オーガスト作品にしては男キャラクターが充実していて、かつそれぞれの性格も全く会話がより一層楽しめた。
それに主人公の性格もきちんと芯が通っているし、なかなかハイスペックだ。終盤は空気だったような印象がしなくもないが。
おまけも忘れてはいけない。きりきり編の目隠しプレイはマニアック過ぎて笑ってしまった。
そうそう、ラストの250本超のロウソクに火を灯すシーンだが、あれは(あのCG通りの差し位置で)本当にやると天井まで火が燃え上がる。
しかも、この流れは伽耶様の誕生日を祝うために実際にやりそうな人間がいそうだから怖い。
終わった後に「Fortune Arterial」のロゴを見返すと実にタイトルと合っていると感じられる。
■Others やはりブルマ(ry
その他要素で挙げれば、ユーザーハガキの質問事項がユニーク。すでに知っている人もいると思うが、まだ見ていない人は自ら確かめてほしい。そして伽耶様に××するためのファンディスクを所望すべし。
余談だが、初めて主人公の部屋に画面が切り替わった時、初めに認知したのがAQUOSとバロンチェアだった。
こんな感じでしょうか。
次回作はもう少し早く発売してくれるとありがたいですね。
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