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ニュースピックアップ - 瀕死のリアプロ

2007年12月28日 19:07

久しぶりに、気になったニュースをピックアップ。


薄型テレビ、2007年のトレンドと2008年の課題 - ITmedia

フレーム補完について言えば、各社WinDVDのTrimensionDNMと同様の機能を実装してほしいですね。ハードウェアでは、LEDの普及を…。


■メモリはそろそろ値上がり

2008年の半導体設備投資は前年比10%減 - EDNJapan
半導体投資:08年は大幅抑制へ Vista不発で誤算 - OTP


生産過剰でDRAMが暴落した影響を、我々はDDR2メモリの価格下落で恩恵を受けているわけですが、来年は各社生産調整で値上がりの模様。
熾烈な競争が繰り広げられるDRAM市場において、生産調整を単独で進めれば他社にシェアを取られかねないこの状況では企業もそう簡単には動けないような気もするのだが、そろそろ限界ってことなんですかね。


東芝涙目

日立、キヤノン、松下が液晶パネル事業で提携 - ITmedia
シャープと東芝、液晶パネル・LSIを相互供給 - ITmedia


記事が更新できない内に再編は進む。SEDはいらない子。

シャープと東芝が提携するというのはインパクトがありますね。
AQUOSは東芝の映像エンジンを搭載していますが、旧型を使用しているため映像回路では他社に遅れを取っている。なので、シャープ製パネルと東芝の最新のエンジンを組み合わせることは非常に効果があると言えます。

ところが逆にREGZAはというと、PC用途を考えるとREGZAでシャープのASVパネルを採用することは結構微妙なんですよね。
というのも、REGZAの現行機種はIPSパネルを採用しており、画素がサブピクセル分割がされていないので横線のラインが非常に綺麗に映るのに対し、シャープのASVパネルはマルチ画素配列で隣のピクセルに食い込むデルタ配列を採用しているため(※)、横線を表示するとガタガタになります。
離れてみる分には違和感はないが、やはり画素の特性としては今のREGZAパネルの方が良いといえる現状、両者のテレビを似た性質にしてしまうのは面白みがないと感じてしまいますね。

それにしても、互いの利害が一致したからこのような提携になったのだろうか?両社の製品が似たものになったりと懸念されることもたくさんありそうだが…

※…VA方式はマルチ画素配列にすることにより視野角を向上している。シャープの配列はデルタ配列で特殊であり、ドットバイドットでの1ラインの横線表示には向かない。
なお、シャープの画素配列についてはmiyahan氏のサイトに図で示されており、わかりやすい


■エプソンに続き、ソニーも。着々とリアプロ死亡フラグ。

ソニー、リアプロ事業から撤退。「液晶と有機ELに注力」 - AV Watch
ソニー、リアプロテレビ撤退へ - ITmedia


リアプロの本来の売りであった低価格を全く生かしていなかったのがリアプロの失敗の大きな理由の一つ。




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