2007年10月04日 03:20
ついにCEATEC2007が始まりました。
各メーカーからAVに関連する最先端技術がお披露目されるこのイベントは、我々にとっては非常に関心が高い。
これらに展示された機器から今期のトレンドや、感じたことを書いてみる。
各メーカーからAVに関連する最先端技術がお披露目されるこのイベントは、我々にとっては非常に関心が高い。
これらに展示された機器から今期のトレンドや、感じたことを書いてみる。
・超薄型
まずぱっと各社レビュー記事を眺めてみて感じられることでしょう。
もっと薄くなる「薄型テレビ」 - ITmedia
画面サイズの次は、薄さですか。
薄いとスタイリッシュになる上、軽い。確かにメリットはありますが、設置をするとなると壁掛け以外その薄さのアドバンテージを生かせないような気がする。
スタンド部が大きかったり、テレビを置くラックが厚かったり(※1)ね。
ちなみにシャープの液晶は世代が新しくなるごとに、着々と薄くなっている。(BE→GX→RX)
どんなに薄い液晶を開発しようと有機ELに余裕で負けているのが悲しい宿命。
ビクターは他メーカーとは違い、狭枠化(狭額縁化)に対しても言及しています。
あまりアピールをしていませんが、三菱も狭枠化を意識している。
引用文にある「映像が空間に浮かぶイメージ」については以前の記事で書いたように、視聴時のメリットとなるかはなかなか微妙。適度な太さが必要ではないか?と個人的には思う。ちなみにBRAVIAの現行機種(X5000など)は枠が太すぎ、でかすぎ。
180hz駆動はあまり感心できない。30fpsと24fpsの公倍数にする方が効果的と見る。
※1…ラックは大体AV機器を入れる関係で、多少厚くなる
・次世代テレビ及び次世代技術
CEATECの華。
<CEATEC2007:ソニー>話題の11V型有機ELを公開。27V型も参考出品 - Phile-web
有機ELテレビを見逃すな - ITmedia
なんといっても次世代有機EL。27型のフルHDモデルの方が私としては関心が高い。
11V型という小さいサイズでXMB等ソニーのハイエンド向け機能を搭載しているのも不思議な気分。
240Hz駆動で広がる「FED」の可能性 - ITmedia
実用化はまだまだ先でしょうが、FEDも出展されている。240hzは現状では高速駆動だが、このディスプレイが実用化される頃には標準になっていたりして…
CEATEC 2007:日立「ハイブリッドモニター」、コントラスト比800万:1 - Engadget
「バックライトはリアプロです」――日立ブース - ITmedia
聞こえは良いが…
コントラストの数値と画質の問題はまた別、と。プロジェクタースタック駆動でいいじゃん?
液晶テレビ向けコントラスト改善技術を初公開 - AV Watch
超薄型テレビや有機ELなど、話題のテレビ/プロジェクターを総まくり - Phile-web
ドルビービジョンと呼ばれる、バックライトの局所制御技術。
二年前ぐらいに話題になったことがありましたね
LEDと同じく(共に、か?)いずれ確実に液晶に採用されることになるであろう技術ですね。
Cellを使った超高解像技術やDLNA無線伝送などをデモ - Phile-web
CEATEC JAPAN 2007【東芝/HD DVD編】-DVDにHD録画する「RD-X7」。「SpursEngine」もデモ
後者の「SpursEngine」の効果が凄い。
だが、映像を見るとインパクトがあるがどうやらこれは静止画のようで、Phile-webの方に書いてある通り動画になるとノイズが載りやすいとのこと。
PS3のアプコン処理にシャープネスをかけただけだったりしないよね?
・BD関連
各社から出展されているBD関連機器。あれ、HD DVDは?
松下、フルHD/AVC圧縮録画対応の「ブルーレイDIGA」 - AV Watch
松下電器、フルHDでMPEG-4 AVC/H.264録画可能なBDレコーダー“DIGA”3機種を発売 - Phile-web
松下は機能を最低限に削った低価格機からこだわりの高価格機まで幅広くラインナップ。
BDよりも、45nmプロセスを採用したMPEG4/AVCエンコーダー「UniPhier(ユニフィア)」の存在の方が大きい。
解像度や収録規格でソニーの新型BDレコーダーの採用チップより優れていると言える。
<CEATEC2007:BDA メディア編>有機色素を使ったBD-R LTHが登場/TDKは充実のBDラインナップを展示 - Phile-web
数年立つと読み込みが出来なくなっていたりしそうな蒸発メディアは勘弁。
・iVDR
完全に日立独自規格になりつつあるiVDR。今回も日立ブースではiVDR関連機器が多数出展。
<CEATEC2007:日立>最薄1.9cmの32V型液晶/iVDR新ソリューション続々登場 - Phile-web
【日立/iVDR編】薄さ1.9cmの液晶TV。iVDRプレーヤー/レコーダ - AV Watch
今の日立は少し危ない。営業収益の赤字が続いていることもあって、今の家電再編の流れによっては松下に吸収されるなんてこともあるかもしれない。
その中で、iVDRはうまく生かせばかなり良い事業になると思うんですよね。iVDRはBDと比べても容量、価格の面で優位。
日立はせっかくHDD事業を自前で持っているのだから、連携して低コストでiVDRを出荷、安値で販売すればきっと良い収益モデルが出来ると思うんですけどね。
日立、iVDRポケット装備のデジタルチューナーユニット - ITmedia
やっと発表された本機もまだまだ高い。
日立がHDD事業を売却するかもしれません - GIGAZINE
そして本格的な死亡宣告が近づく。
個人的には期待しているので頑張って欲しいところです。今のままでは手を出す気は起きませんが。
余談ですが、 iVDRのサンプルコンテンツパッケージに華々しくアニメタイトルが載っている。
まずぱっと各社レビュー記事を眺めてみて感じられることでしょう。
もっと薄くなる「薄型テレビ」 - ITmedia
画面サイズの次は、薄さですか。
薄いとスタイリッシュになる上、軽い。確かにメリットはありますが、設置をするとなると壁掛け以外その薄さのアドバンテージを生かせないような気がする。
スタンド部が大きかったり、テレビを置くラックが厚かったり(※1)ね。
ちなみにシャープの液晶は世代が新しくなるごとに、着々と薄くなっている。(BE→GX→RX)
どんなに薄い液晶を開発しようと有機ELに余裕で負けているのが悲しい宿命。
CEATEC JAPAN 2007【ビクター編】-37mm“スリムLCD”や180Hz駆動などTV先進技術 - AV Watch
>出展された「スリムLCD」は、自社で新開発した、厚さ20mm、額縁幅13mmの新モジュールを採用し、映像が空間に浮かぶイメージという“Airly Design”がコンセプト。
ビクターは他メーカーとは違い、狭枠化(狭額縁化)に対しても言及しています。
あまりアピールをしていませんが、三菱も狭枠化を意識している。
引用文にある「映像が空間に浮かぶイメージ」については以前の記事で書いたように、視聴時のメリットとなるかはなかなか微妙。適度な太さが必要ではないか?と個人的には思う。ちなみにBRAVIAの現行機種(X5000など)は枠が太すぎ、でかすぎ。
180hz駆動はあまり感心できない。30fpsと24fpsの公倍数にする方が効果的と見る。
※1…ラックは大体AV機器を入れる関係で、多少厚くなる
・次世代テレビ及び次世代技術
CEATECの華。
<CEATEC2007:ソニー>話題の11V型有機ELを公開。27V型も参考出品 - Phile-web
有機ELテレビを見逃すな - ITmedia
なんといっても次世代有機EL。27型のフルHDモデルの方が私としては関心が高い。
11V型という小さいサイズでXMB等ソニーのハイエンド向け機能を搭載しているのも不思議な気分。
240Hz駆動で広がる「FED」の可能性 - ITmedia
実用化はまだまだ先でしょうが、FEDも出展されている。240hzは現状では高速駆動だが、このディスプレイが実用化される頃には標準になっていたりして…
CEATEC 2007:日立「ハイブリッドモニター」、コントラスト比800万:1 - Engadget
「バックライトはリアプロです」――日立ブース - ITmedia
聞こえは良いが…
>固有の問題としては映像を二重写しするためモアレなどの対策も必要となるとのことで、展示されていたモニタはやや(かなり)粒状感が目立つ状態。
コントラストの数値と画質の問題はまた別、と。プロジェクタースタック駆動でいいじゃん?
液晶テレビ向けコントラスト改善技術を初公開 - AV Watch
超薄型テレビや有機ELなど、話題のテレビ/プロジェクターを総まくり - Phile-web
ドルビービジョンと呼ばれる、バックライトの局所制御技術。
二年前ぐらいに話題になったことがありましたね
LEDと同じく(共に、か?)いずれ確実に液晶に採用されることになるであろう技術ですね。
Cellを使った超高解像技術やDLNA無線伝送などをデモ - Phile-web
CEATEC JAPAN 2007【東芝/HD DVD編】-DVDにHD録画する「RD-X7」。「SpursEngine」もデモ
後者の「SpursEngine」の効果が凄い。
だが、映像を見るとインパクトがあるがどうやらこれは静止画のようで、Phile-webの方に書いてある通り動画になるとノイズが載りやすいとのこと。
PS3のアプコン処理にシャープネスをかけただけだったりしないよね?
・BD関連
各社から出展されているBD関連機器。あれ、HD DVDは?
松下、フルHD/AVC圧縮録画対応の「ブルーレイDIGA」 - AV Watch
松下電器、フルHDでMPEG-4 AVC/H.264録画可能なBDレコーダー“DIGA”3機種を発売 - Phile-web
松下は機能を最低限に削った低価格機からこだわりの高価格機まで幅広くラインナップ。
BDよりも、45nmプロセスを採用したMPEG4/AVCエンコーダー「UniPhier(ユニフィア)」の存在の方が大きい。
解像度や収録規格でソニーの新型BDレコーダーの採用チップより優れていると言える。
<CEATEC2007:BDA メディア編>有機色素を使ったBD-R LTHが登場/TDKは充実のBDラインナップを展示 - Phile-web
数年立つと読み込みが出来なくなっていたりしそうな蒸発メディアは勘弁。
・iVDR
完全に日立独自規格になりつつあるiVDR。今回も日立ブースではiVDR関連機器が多数出展。
<CEATEC2007:日立>最薄1.9cmの32V型液晶/iVDR新ソリューション続々登場 - Phile-web
【日立/iVDR編】薄さ1.9cmの液晶TV。iVDRプレーヤー/レコーダ - AV Watch
今の日立は少し危ない。営業収益の赤字が続いていることもあって、今の家電再編の流れによっては松下に吸収されるなんてこともあるかもしれない。
その中で、iVDRはうまく生かせばかなり良い事業になると思うんですよね。iVDRはBDと比べても容量、価格の面で優位。
日立はせっかくHDD事業を自前で持っているのだから、連携して低コストでiVDRを出荷、安値で販売すればきっと良い収益モデルが出来ると思うんですけどね。
日立、iVDRポケット装備のデジタルチューナーユニット - ITmedia
やっと発表された本機もまだまだ高い。
日立がHDD事業を売却するかもしれません - GIGAZINE
そして本格的な死亡宣告が近づく。
個人的には期待しているので頑張って欲しいところです。今のままでは手を出す気は起きませんが。
余談ですが、 iVDRのサンプルコンテンツパッケージに華々しくアニメタイトルが載っている。
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