1ヵ月ほど前に、メンブレンキーボードACK-230に関する記事を書いた。
おおまかな内容は「2年間使い続けたキーボードの一部入力が効かなくなったので、新しいものに買い換えた。すると、感触がかなり違っており劣化したように感じた」というもの。
つい先日、管理人がチェリー製の赤軸キーボードに買い換えたのも、新しい感触に慣れることができなかったからであった。
ネットでも確かに近年のモデルで音が増えたという報告がある。
分解した所、その原因が判明した。内部のパーツ、メンブレンスイッチが変更されていた。
キータッチが変わってしまった原因は、
コストダウンのために行ったパーツ変更と推測される。
違いは色で見分けることが出来、新しいモデルのスイッチは白く、旧型のスイッチは黒色だ。おそらく新型のスイッチの構造が原因で不快な打鍵音になっているのだろう。
ラバーシートは手触りは同じだが、旧モデルはパーツが2つにわかれているのに対し、新モデルでは1つに統合され、コストダウンが図られていた。
コストダウンするのは良いが、クオリティが低下してしまっては意味がないと思う。
※現在リーダー紛失につき写真が掲載不能。見つかったら載せます。■ACK-230分解手順人によっては手間がかかる作業だけに、そして何より自らの戒めを踏まえて分解手順を記しておきたい。
1. キートップの取り外し後からでも可能だがキーが沈んで大変やり辛くなるので初めに取り外すことを推奨。
ACK-230の場合メンブレンスイッチごと取れることがあるので、気を付けて取りましょう。キートップ引き抜き工具使用推奨。
2. 裏側の7つのネジを外すすると、本体が下フレームと上フレームで分かれ、内部を見ることが出来るようになる。ただし、基盤(コントローラー)が下部の内側でネジ止めされており、配線が上部に繋がっているので、無闇に引っ張って分離させたりしないよう注意。下手すると壊れます。
3. 基盤の取り外し慎重にPS/2端子へと続くケーブルコネクタを引っ張って基盤から取り外し、基盤を固定しているネジを外す。これで基盤が下部から分離され、上部の分解へと映ることが出来る。
4. 鉄板の取り外し ※最重要項目上フレームは、フレームと鉄板の間にメンブレンシート及びラバーシートが挟み込まれ、鉄板はフレームとがっちり噛みあう形で固定されている。その固定具合はなまじ手では引き抜けない程なのでカナヅチ等工具の使用が必須。
鉄板と平行してマイナスドライバーを当て、取れる方向に強めにトントン叩きましょう。すると鉄板が取れ、完全分解が可能になります。
この際、キーボード正面から見ると左側を、右側に向かって叩くことになるのですが、この際中心よりも下部分を叩きましょう。鉄板とは言えカナヅチで叩いているとドライバーの形でめり込んでいきます。
もしドライバーがメンブレンシートに触れたら…どうなるかわかりますね?
左側上部は特に配線が近く、要注意。
~管理人の場合~
鉄板取り外し後、シートを見たら……
(;゚д゚)「あああああああああああああ」見事に叩いた跡が、
メンブレンシートを切り裂き、左上一番端の配線をぶち切っていた…オワッタorz……
正常なキーボードが死んでしまった。猛烈に後ろめたい気分になった……
完全に管理人のミス。
分解する人は、くれぐれも気を付けよう。
5.掃除するなりご自由に鉄板が取れるとラバーシート、3枚1組からなるメンブレンシート+コントローラー、鉄板、フレーム、キーのメンブレンスイッチの5つに分かれる。
あとは掃除するなり好きにしましょう。
管理人の不具合があった方のメンブレンシートを確認した所、一部配線が焦げており、ショートしていたこと。構造的にACK-230は穴が多数空いているので水漏れに弱いことが伺える。掲示板でも耐久性の低いキーボードと呼ばれる意味がわかった気がした。
先述したように管理人の新ACK-230はメンブレンシートを裂いてしまったため昇天…高い授業料だった。
新しくACK-230を購入し、旧メンブレンスイッチを交換すれば元の旧ACK-230を再現できるはず。それはまだ、今後のお話。
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