2011年01月16日 21:46
いくらサクサクになったとしても、細かいところで発生する一部の不具合が多くの時間を浪費させ、新しいWindowsを使おうとする私たちのモチベーションを大きく下げる。
本記事では管理人の下で起こったWindows7インストール後の不具合と解決方法を挙げる。
記事中で扱っている不具合:
・Radeon環境で画面が赤みがかったようになる
・ウェブブラウジングの際、異様に回線速度が遅い/ページを開けない
・Logicoolマウスの加速スクロールが使用できない
RadeonのCatalystドライバをインストールしたところで問題が発生した。
「…画面が赤い」
全体的に画面が赤いのである。白を見るとその傾向は顕著だ。意図せぬ形でICCプロファイルが適用され色変換されたのか?
答えはそうではない。
この症状はビデオカードにRadeonを使用している環境で起こる不具合の一つで、タイトル通り、映っている画面全体が赤くなる症状である。
本来正しいモニタ設定は6500Kなのだが、Radeon側で誤認識し、モニターのデフォルト色温度が6600と設定され、赤く補正されてしまう。特に最近のCatalystドライバで発生するようになった問題で、改善が待たれる。
解決法:Radeon Catalystの設定を変更する
1. コントロールパネルより「Catalyst ControlCenter」を開く
2. 左上のタブより「デスクトップとディスプレイ」を選択
3. 左下の小さいモニタのアイコンを右クリックし、「設定...」を選択
4. 色タブを開き、一番下の色温度の制御より、温度を「6500K」に変更する
5. 白い画面を移してとりあえず戻ったことを確認、解決
■ウェブブラウジングの際、異様に回線速度が遅い/ページを開けない
ウェブページを開いても、なかなかリンクが開かない。しかし、回線測定サイトでは80Mbpsを超えるダウンロード速度が出ている…といった症状である。
詳細にはこのような症状が発生する。
・大量のウェブページをまとめて開くと、読み込みに非常に時間がかかり、またいくつのページがエラーで表示されない
・単体でウェブページを開いた場合でも、読み込みに非常に時間がかかることがある(リクエスト送信中等で停止)
・上記の要領でウェブページを開く際、タスクマネージャーのネットワークモニタリングを見ると、瞬間的に大量のトラフィックが発生している
原因はIPv6の設定にある。
解決法:ネットワークアダプタの設定を変更する
1. コントロールパネルより「ネットワークと共有センター」を開く
2.左側の「アダプターの設定を変更」を開く
3.該当するネットワークカードのプロパティを開く
4.タブ内の「インターネットプロトコルバージョン6(TCP/IPv6)」のチェックを外す
これで解決するハズである。
IPv6の設定でなぜ問題が発生しているかは以下が詳しい。
http://oshiete1.goo.ne.jp/qa5719515.htmlより転載
Googleは最近(具体的にいつかは知りませんが)IPv6に対応するようになったそうですが、それが原因のようです。NTTではフレッツスクウェアなどを見るにはIPv6が必要で、利用者はOSにIPv6の設定をします。
その状態でGoogleに行きますと、Googleではその端末がIPv6の設定があるのを知ってまずはIPv6で情報を返そうとするそうです。
しかしNTTが付与したIPv6アドレスはインターネット接続のできるグローバルIPアドレスではなく、NTTのNGNというクローズドな世界の中でしか通用しないものです。
ですから、IPv6で接続を試みて、少し時間が経過したあとで、IPv4接続行うことになるそうです。
これがフォールバックというタイムラグ(表示に時間がかかる)現象だそうです。
今回の現象もこのようなことから派生したものだと思います。
このような事態をNTTも認識したのでHP上で報告しています。そしてその解消の為に、フレッツIPv6セットアップツールというものが提供されるようになりました。単にOSにIPv6設定をするだけではありまません。
そこで、私もそれをインストールしたという訳です。最初はそれで解決したかに見えましたが、やはりIPv6の設定をしたままの状態ではGoogleの表示に不具合が出るようになりました。
Googleがまだサービスも全く安定していないのにIPv6対応にしたこと、NTTがインターネットに接続できないようなIPv6アドレスを付与していること、のどちらもがその原因なのではと素人ながら感じます。
IPv6
http://www.ntt-east.co.jp/kids/keyword/006.html
http://flets-square-guide.com/sp/what.html
■Logicoolマウスの加速スクロールが使用できない
マウスのスクロールが以前と比べて遅いと感じたことはないだろうか。
上下に長いページでもブラウザをハイスピードに移動できる高速スクロールが利用できない症状である。
解決策:旧バージョンのSetPointドライバを使用する
原因はドライバだ。新しくインストールしたSetPointドライバは6.0以降のバージョンではなかっただろうか?実は6.0以降マイマウス内のスクロールタブが消え失せ、スクロールの加速が出来なくなっている。
旧バージョンの4.xxはWindows7 x64でも正常に使用できるため、こちらを利用すれば、加速スクロールを利用することが出来る。
Logitech ドライバ置き場 (旧バージョンや各国語版あり)
ftp://ftp.logitech.com/pub/techsupport/
コメント
gragra | URL | -
Re: Windows7で発生する不具合とその解決方法
Logicoolマウスの加速スクロール不具合の件で検索し、こちらの記事に辿り着きました。
> どれだけ性能が良くなったかではなく、どれだけ今までできていた事が継続してできるか、ではないだろうか。
> いくらサクサクになったとしても、細かいところで発生する一部の不具合が多くの時間を浪費させ、新しいWindowsを使おうとする私たちのモチベーションを大きく下げる。
まさしく仰る通りで、XP(32bit)の約3.2GBのメモリ空間の不便さからようやく64bitのWindows7環境へ移行しましたが、毎日のように動作問題に悩まされております。
こちらの記事を拝見し、Setpoint6.xxから4.80にドライバを変更したところ快適に動作するようになりました。
先人の知恵に感謝し、一言お礼を書き込ませていただきます。
ありがとうございました。
( 2011年05月29日 15:20 [編集] )
たばた | URL | -
Re: Windows7で発生する不具合とその解決方法
デスクトップのパソコンですが、十秒間隔で画面が暗くなります。勝手にスリープ状態になる感じです。どうすればよいですか。
( 2011年06月16日 00:20 [編集] )
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